大奥華の乱第5話

フジテレビ系ドラマ「大奥・華の乱」。フジテレビ&東映制作。内山理名主演。第五話。征夷大将軍徳川綱吉谷原章介)が伝(小池栄子)に対して怒ったのは当然だ。綱吉は当代屈指の文人儒者なのだ。学者に対して無学者が学を説けば怒りを買うのが必然ではないか。とはいえ史実上の伝は多分そのようなことを決して口にしなかったろうと想像される。御台所鷹司信子(藤原紀香)が安易な陰謀に走り始めたのも余りにも安い。それでも仮に公家らしい気品や威厳があれば安さも軽減されたに相違ない。惜しい。ちなみに摂家鷹司家閑院宮家流の王孫で皇室に極めて近い高貴の家柄なのだ。(…と思い込んでいたが、どうやら鷹司家が王孫になるのは元禄時代よりもあとのことだったらしい。)