KAT-TUN結成五年目のデビュー

「伊達に待たせたわけじゃない」とはTOKIOデビュー時の宣伝文句だったかと記憶するが、昨日の記者会見で公表されたというKAT-TUNの一ヶ月半後、満を持しての「デビュー」にも同じ言葉がそのまま当て嵌まるだろう。
亀梨和也赤西仁田口淳之介田中聖上田竜也・中丸雄一の六名から成るアイドル集団KAT-TUNが本年三月二十二日、CDデビューを果たすことに決した。昨日、東京芝公園の東京プリンスホテルパークタワーに約五百人もの報道関係者を招待し、ディナーショウ形式で挙行された記者会見において発表されたと云う。デビュー曲はB'z松本孝弘の作曲、スガシカオ作詞による新作「Real Face」。同曲を収録するシングルCD「Real Face」に併せてアルバムCDとDVDも同じく三月二十二日から同時発売。それに先駆け、三月十七日からは「KAT-TUN Spring Tour 2006」をも開始。全国九都市に跨る全三十四公演の劈頭を飾るのが同十七日の東京ドーム公演だが、その日付にはそれなりの意味があると思える。
KAT-TUNの結成は(はてなキーワード解説文によれば)二〇〇一年三月十六日のことであるから、東京ドーム公演の開催日は結成五周年の翌日に他ならない。ジャニー喜多川社長は多分この時期を狙っていたのだろう。報道によれば社長は「昨年からデビューを考えていた」と明かしたとのことで、なるほど昨年は亀梨と赤西が「ごくせん」に出演して以降、六人それぞれ様々な活躍を見せた。それでもなお昨年中にデビューしなかったのは五周年の記念日を狙ったからであると考えるほかない。
この朗報を知ったのは今朝「ズームイン!!SUPER」の芸能報道でのことで、予期していなかったので非常に驚いたが、反面、そのこと自体に意外性を感じることはなかった。先のジャニーズ成人式のとき後見人のTOKIO松岡昌宏は今年の新成人三人を擁するKAT-TUNについて「既にデビュー組も同然であると認識している」と発言したと伝聞するが、実際この一年間、そう云ってもよい程の活躍があった。なお、公式サイト「Johnny's Web」によると昨日の記者会見の会場には「後見人」多数も出席したようだが、果たしてどのような顔触れだったのだろうか。

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