神はサイコロを振らない第三話

日本テレビ水曜ドラマ「神はサイコロを振らない」。大石英司原作。水橋文美江脚本。櫨山裕子&内山雅博プロデュース。仲西匡&吉川慶音楽。主題歌=Ryohei feat.VERBAL(m-flo)「onelove」。小林聡美ともさかりえ主演。南雲聖一演出。第三話。
東洋航空四〇二便が再び消えるかもしれない問題について軽薄に語る謎のサイト。その管理人の正体が何と!黛ヤス子(小林聡美)の弟、黛菊介(武田真治)だったらしい。驚いた。今宵の最後にそのことが持ち上がった。そのことの意味については来週の第四話で明らかにされることだろう。
今回は「遺族会」代表、甲斐陽介(尾身としのり)と、生還した彼の弟、甲斐航星(中村友也)との間の絆についても語られた。弟の航星が謎の飛行機事故で行方不明と化し、これについて東京大学教授だった量子力学者の加藤久彦(大杉漣)がその事象の原因と結果について意外な解釈と予測を提起したのを受け、兄の陽介は、以後十年間、弟がもともと科学大好きな少年で筑波大学で物理学を学んでいたことを想起し、あたかも弟に倣うかのように自らも関連する研究書・論文を必死に読み漁って加藤教授の理論を何とか理解できるようになり、弟の生還を信じて「遺族会」を率いてきたらしいのだ。