アンフェア第六話

フジテレビ系ドラマ「アンフェア」秦建日子原作。佐藤嗣麻子脚本。住友紀人音楽。関西テレビ共同テレビ制作。小林義則演出。篠原涼子主演。第六話。
ここに来て俄然面白くなってきた。登場人物の殆ど皆が怪しいのは初回以来のことだが、怪しさの質の差が見えてきた。警視庁捜査一課の山路哲夫管理官(寺島進)は過去の捜査上の不正について責任がありそうだが、それは必ずしも今回の事件それ自体についての怪しさではなさそうだ。小久保祐二捜査一課係長(阿部サダヲ)は庁内の人事面で暗躍しているだけだろう。三上薫検視官(加藤雅也)と蓮見杏奈捜査一課情報解析係(濱田マリ)の正体は未だ見えてこない。他方、家政婦の牧村紀世子(木村多江)は見た目の通り怪しかったが、所詮は共犯者の一人である、事件の全貌を知るわけではない。それどころか犯人の顔さえも知らない。ただ、犯人は牧村紀世子よりも小柄な人物だったようだ。蓮見杏奈に近い背格好だったろうか。