今週妻が浮気します第六話

フジテレビ系。ドラマ「今週、妻が浮気します」。第六話。
原案:GoAhead&Co.「今週、妻が浮気します」(中央公論社刊)。脚本:吉田智子。企画:中島久美子(フジテレビドラマ制作センター)。音楽:佐藤直紀。主題歌(エンディング):クレイジーケンバンド「てんやわんやですよ」&オープニング・テーマ:クレイジーケンバンド「た・す・け・て」(Substance Records Corp.)。挿入歌:My Little Lover「あふれる」(avex trax)。プロデューサー:小椋久雄共同テレビ)。制作:フジテレビ&共同テレビ。演出:村上正典
河野恵介(鈴木浩介)の見合いの席における堂々ハジメ(ユースケ・サンタマリア)の行為は本当に間違っていたのだろうか。恐らく全面的に正しくはないだろうが、全面的に間違っているわけでもないだろう。河野恵介は堂々ハジメに仲人を依頼したのだから、あんなにも重大な隠し事をしてはならなかったはずだ。しかも堂々ハジメの妻である三枝陶子(石田ゆり子)にだけ当の秘密を明かした上、その件について口止めをしたのも不可解なことだ。職場で日々接している堂々ハジメを信頼しないでいながら、特別に面識があるわけでもない三枝陶子のみを信頼するというのは何とも理解し難い。このような理不尽な行動が混乱を招いたのだ。河野恵介が堂々ハジメに仲人を依頼したのは、容易ではない問題を孕んだ縁談を両親に納得してもらうため、説得を含めて応援をして欲しかったからだと云った。そうであれば、仲人を引き受けてくれた堂々ハジメをもっと信頼すべきではなかったか。関連して云えば、三枝陶子が夫に対して何も説明しなかったことも好ましくはないだろう。