訂正

訂正しなければならないことがある。昨日ここに書いた「仮面ライダー電王」感想文中、ハナ(白鳥百合子)の推理について論理の歪みありとの指摘をしたが、これは全く見当違いだったようだ。なぜならハナは、道場内にイマジンの砂が立籠めているのを見て、本条勝(内野謙太)以外にもイマジンに憑依されている者のいることに気付いたのだからだ。はてなダイアリー「今日のぶち切れ!」(http://d.hatena.ne.jp/Lieju/)のリージュ氏より貴重な御指摘を賜り、今慌てて見直してその通りであると知った。御指摘に感謝。あんな分かり易い描写を見逃したことを心より恥じる。よく見もしないで思いついたことを何の確認もなしに書いてしまったことを反省し、問題の箇所を昨日の記事からは削除した上で、当の削除部分を以下に隔離。

[削除した部分=昨日付「仮面ライダー電王」感想文の最終段落]
今週のこの第九話を見ていて微妙に解り辛かったのはどうしてだろうか?と考えるに、問題点は、事件を捜査する途上にハナ(白鳥百合子)が発言した奇妙な論理の飛躍にあるだろう。ハナと良太郎は、尾崎正義(永田彬)情報により、空手の有力選手が相次いで襲撃される事件のことを知り、イマジンに憑依されていた本条も空手選手だったことを知り、そこから推測して、昨年の優勝者である菊池も狙われているのではないか?と判断した。それなのに菊池の属する道場へ良太郎とともに急行したハナは、同じ道場の何れかの選手にイマジンが憑依しているのか?と疑っていたのだ。ここには論理の飛躍と云うか奇妙な歪み、ズレが生じている。それが微妙な解り辛さを生じているのだと診断して可だろう。イマジンに憑依された本条がライヴァル菊池を襲撃するかもしれない!と思ったら実は菊池にも憑依していた!というのがドラマの構図だろうが、ハナのあの言は、本条以外の誰かにもイマジンが憑依している可能性を、既に想定しているかのようなのだ。