仮面ライダー電王第二十二話

テレビ朝日系。「仮面ライダー電王」。主演:佐藤健。脚本:小林靖子。監督:舞原賢三。第二十二話「ハナせない未来」。
兎と亀の二人組イマジンを相手にともに闘ったウラタロス(声:遊佐浩二)&仮面ライダーゼロノス=桜井侑斗(中村優一)。ウラタロスは亀イマジンを攻撃しながら、亀は一人で沢山!と宣告し、他方、ゼロノス=侑斗は普段の彼がデネブ(声:大塚芳忠)相手に戯れで掛けているプロレス技を、兎イマジンに掛けていた。侑斗&デネブを乗せた牛型の汽車ゼロライナーが戦闘用に姿を変えて空を飛んだのを見てウラタロスは、もはや電車ではないと発言。しかしデンライナーにも同じことが云える。
それにしても、リュウタロス(声:鈴村健一)が侑斗とハナ(白鳥百合子)にした暴力について野上良太郎佐藤健)は殆ど謝罪しなかったが、侑斗がハナからの願いに対して条件を付けたときには、良太郎は侑斗を厳しく責めた。ここにおいて良太郎が何時になく自分に甘いのはリュウタロスが云うように良太郎もまた侑斗を嫌っているからだろう。正義感の強い良太郎も、時には私情との間で揺れるのは自然なことだ。この情が今後どのように揺れ動き変化してゆくのか。時間をかけて見守ってゆくのも長編ドラマの妙味なのだ。