仮面ライダーキバ第二話

テレビ朝日系。「仮面ライダーキバ」。井上敏樹脚本。田粼竜太演出。第二回「組曲-親子のバイオリン」。
この物語における人間の敵は、一応は「ファンガイア」と呼ばれる化け物。ファンガイアと闘う仮面ライダーキバもまたファンガイアに劣らず人間の脅威と考えられているようでもあるが、その辺の真相は未だ明かされない。
そして今回のファンガイアは、天才ヴァイオリニストと評される宮澤ひとみ(梅宮万紗子)として過去にも今日にも出現した。それで、ヴァイオリン製作の腕のよい職人であり演奏家でもある紅音也(武田航平PureBOYS])と紅渡(瀬戸康史D-BOYS])の父子との間に接点を有した。二十二年前には新人として、紅音也からヴァイオリンの指導を受けていた。しかし麻生ゆり(高橋優)によってファンガイアとしての本性を知られて攻撃された際にヴァイオリンを破壊された。それから二十二年後の今日、音也の子である渡を訪ねてヴァイオリン修復を依頼したのだ。一台のヴァイオリンをめぐり、二十二年もの歳月を隔てて過去と現在が繋がっているわけで、面白い話だった。しかし、なぜ二十二年なのだろうか?その辺の解明も今後に期待。
紅音也の逃した敵を、二十二年後の紅渡が倒すのと同じく、二十二年前に結成された「ファンガイアハンター」の一員、麻生ゆりが逃した敵を、娘の麻生恵(柳沢なな)が追う。麻生母子の顔が余りにも似ているので、一人二役で演じているのかと思ってしまった。