アンタッチャブル

仕事から帰宅して暫くは読書して過ごしたあと、夜九時からは普段通りテレヴィドラマ「アンタッチャブル 事件記者・鳴海遼子」を見ようと思っていたら、今宵はフィギュアスケート大会の中継放送が行われる所為で放送休止。いよいよ鷹藤俊一(佐藤智仁)の疑惑が明かされるのか?と期待して、楽しみにしていたのに、残念だ。これも闇組織の力によるのだろうか。
テレヴィドラマ「アンタッチャブル」では三流雑誌記者の鳴海遼子(仲間由紀恵)が、次々に起きる不可解な事件の背後に闇組織の力の存在を感じ取って、その謎の解明を企てるわけだが、実のところ、劇中ならぬ現実世界のテレヴィの報道番組を普通に見ているだけでも、報じられる事件の背後に闇の力の存在を感じないわけにはゆかない場合が時折ある。
今夏八月の押尾学事件をその一例として挙げなければならない。なにしろ、当初から何をどう見ても悪質な事件としか思えなかったのに、当初はどういうわけか「事件性はないと見られる」と報道されていたのだ。実に奇妙だった。このこと自体が既に一つの事件ではないだろうか。しかるに今宵、「事件性はない」という当初の報道は正式に覆されたようだ。釈放されたばかりの押尾学が再び逮捕される見込みであると報じられたのだ。真相の解明が待たれるが、闇組織が暴かれることは多分ないのだろう。「おのれ!奸物」とでも云うしかないが、その正体は知らない。