素直になれなくて第二話

フジテレビ系。ドラマ「素直になれなくて」第二話。
美青年リンダ(玉山鉄二)は、前回はピーち(関めぐみ)に迫られても性的に全く反応できないでいたが、今回は一転、ナカジ(瑛太)に触れられただけで、その腕の肌の香に興奮するのを止められないでいた。あたかも、女の体には性的に興奮できないのに、男の体には性的に興奮せざるを得ないかのように。なるほど、そうであれば前回あのセクハラ上司(渡辺えり)にキスをされたあと吐き気を催していたことの意味は一段と鮮明になるだろう。あの腹の出た女に触れられたから気分悪くなったのみか、むしろ女に触れられること自体に不快感を抱いてしまうのかもしれないからだ。それなのに、さらに巧妙な仕方で、若い男を誘惑することを狙っているとしか思えない淫らな恰好で性的に迫り続けるあのセクハラ上司の恐ろしさ。既に怪談だ。
ハルこと水野月子(上野樹里)の弟、水野シュウ(中村優一)は、姉が教師として働いている高等学校における生徒の一人、松島健太(阪本奨悟)の陰謀によって、罠にかけられようとしているようだ。そんなことよりも、むしろ二人で付き合い始めればよいのに。そこにリンダも合流すれば盛り上がる。
そういえば北川悦吏子は二〇〇四年の日曜劇場「オレンジデイズ」第一話において成宮寛貴に女から「このオカマ野郎!」と罵倒される場面を演じさせたことがあった。