神業ゲームの百識王

深夜一時十分からフジテレビ系「百識王」を見た。この番組を正規に見ることを得るのは久し振りのこと。今宵の特集は「神業ゲーム」。
ゲーム「太鼓の達人」の全国大会で優勝した日本一の「太鼓の達人の達人」黒木亮十三歳が登場し、百識団の最年少団員である高田翔と対戦。岡本圭人から「負けるな」と応援されたが、もちろん大敗。
その他、新旧の様々なゲーム毎に、各ゲームに固有の技を極めて「神業」の域にまで達し、競技において優勝した人々の見事な実演が映像によって取り上げられた。百識団員一同はそれらの妙技の数々に見入っていたが、驚き方は色々で、高田翔が笑いながら感動して拍手していたのに対し、真田佑馬は口をやや開けた顔で呆然としていた。
ところで、太鼓の達人の機械が百識団の教室内に持ち込まれたとき、百識団員は団員同士で対戦してゆくのかと思い込んでいたところ、イノッチ先生は「そんなもの、誰が見たがるんだよ」と云って却下していた。この番組の性格をよく表していて興味深い。百識団員のアイドルを見たい視聴者であれば団員同士の対戦を(例えば高田翔と真田佑馬とが対戦する場面とかを)見たいはずだが、多分、この「百識王」という番組はもっと広い範囲の視聴者に支持されているに相違ない。