ドラマ生まれる。第八話

TBS系。金曜ドラマ「生まれる。」第八話。
暫く世間の闇を彷徨していた林田家長男の林田太一(大倉忠義)が、次男の林田浩二(中島健人)の白血病の再発を姉の林田愛美(堀北真希)から聞かされて、漸く目を覚まし、林田家へ戻ってきた。このところ林田家の全員が揃うことはなかったが、病院で寝ている林田浩二を囲んで久し振りに母と姉と兄と妹が一人も欠けることなく集まったのを見て、林田浩二は喜んだ。
林田浩二にはそれに先立って二つの再会があった。先ずは彼の友人で合コン仲間の山中裕也(福士蒼汰)が、病室の彼を見舞った。山中裕也は軽薄な遊び仲間でしかないかに見えて意外に友の身体を早くから心配していた。両名は病室でも合コンの話で盛り上がっていたが、林田愛美も傍にいてそれを聞いていたのが一寸凄い。林田愛美と林田浩二の姉弟間の裏表のなさが窺える。
この陽気な交友の場に乱入してきたのは、林田家パン店「パンテン」の常連客である小学生の西嶋丸子(宮武祭)とその弟の西嶋萌生(高井萌生)。林田浩二は山中裕也に、この九歳下の西嶋丸子を恋人として紹介し、山中裕也はその年齢差に「マズイだろ?」と云ったが、西嶋丸子が山中裕也の美貌に気付いて「おにいさんもイケメンだね」と指摘すれば山中裕也も喜び、林田浩二は一寸嫉妬してみせた。