テレヴィ雑誌記事/フォーゼ&メテオ対談

本日発売のテレヴィ雑誌「TVガイド」二〇一二年八月三日号は、仮面ライダー生誕四十周年記念作品と銘打って現在テレヴィ放映されている「仮面ライダーフォーゼ」の劇場版、「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」が全国の映画館で八月四日に封切られるのを祝って、フォーゼ=如月弦太朗を演じる福士蒼汰と、メテオ=朔田流星を演じる吉沢亮の対談を掲載している(129頁)。劇中の制服を着た両名が並んで立っているのを捉えた写真も一枚。
対談は、両名の私事に言及することは一切なく、どこまでも映画の宣伝に徹した内容になってはいるが、テレヴィ版におけるこれまでの物語で生じてきたことが劇場版の話で生じた影響にも触れつつ、劇場版ならではの見所も挙げていて、通常の対談ではあり得ない水準の、余りにも手際のよい展開。
福士蒼汰は、同誌の創刊五十周年を(同誌が自ら)寿ぐ特集にも、向井理や三浦翔平、佐藤健山本裕典松坂桃李菅田将暉等とともに参加している。参加している人々の所属芸能事務所を不図考えてみるに、研音から福士蒼汰がここに参加するのは当然だろうと思えるが、アミューズからは佐藤健が参加しているものの、三浦春馬神木隆之介(そしてメテオの吉沢亮)の参加はなく、スターダストからは岡田将生中川大志の参加もない。ナベプロD-BOYS&D2でも、六名も参加させているにもかかわらず、山田悠介橋本汰斗仮面ライダーオーズのウヴァ&カザリ)や高橋龍輝土屋シオン(歌星賢吾&JK)が見えない。各社の勢力や営業戦略を反映しているのだろうとは想像されるが、何となく物足りない。