西条行

休日。朝八時半頃に起きて、まだ眠かったので怠惰に過ごしたかったが、準備を整えて十時半頃に外出。市内電車(路面電車)でJR松山駅へ行ったが、岡山方面行の特急列車が出た直後だったので、早めの昼食を摂って約一時間を過ごして、昼十二時二十分に出立。約一時間後に伊予西条駅へ到着。仕事ではないが、仕事に関係ある場所へ赴いて、夕方五時頃まで滞在。そのあと、西条藩陣屋跡の西条市五百亀記念館へ行き、同館一階で、京都三条大橋の高山彦九郎皇居望拝像の作者である伊藤五百亀による動物の彫刻と人物の彫刻を観照。《悠》は青年男子の裸体像の彫刻としては異例な程に極限まで無駄を削ぎ落とされたような体型と姿勢で、それでいて堅固なヴォリューム感、硬質ながらも肉感さえもあって、地味ながらも傑作であると思う。二階の市民ギャラリーも見物。夜七時二十四分に伊予西条駅を発って約一時間後に松山駅へ到着。幸運にも、伊予鉄道の電車が着いたところを目撃し、停留所へ急ぎ渡って車内へ飛び乗り、道後へ戻った。