ブラックプレジデント第五話

関西テレビブラック・プレジデント」第五話。
ブラック企業のブラック経営者である「トレスフィールズインターナショナル」の筆頭株主であり社長でもある三田村幸雄(沢村一樹)は、映画サークル「アルゴノーツ」内で俄かに発生した奇妙なセクハラ事件に頭を悩ませている中、社内のコンプライアンス部から提起されたセクハラ問題に真剣に取り組み始めた。そのことが、前回の学園祭にも登場した女性人権サークルの三人衆の目に留まり、同サークル主催のシンポジウム「ストップ・セクハラ」の講師に招かれることに繋がった。
しかるに真の事件が発生したのは、三田村幸雄による基調講演が終了し、彼のほかに城東大学経営学講師の秋山杏子(黒木メイサ)をも交えたパネル討論が始まるまでの間の、休憩時間の男子トワレの中。
映画サークル「アルゴノーツ」副部長の前川健太(高田翔)と部長の工藤亮介(永瀬匡)が、サークル内で発生したと思われていたセクハラ事件が無害の勘違いに起因する事実無根で、それにもかかわらず三田村幸雄には事実を明かさないでいるのは反省している三田村幸雄に反省を続けさせるための秋山杏子の陰謀である…ということを話題にして笑っていたとき、同じトワレの個室内には当の三田村幸雄がいたのだ。視聴者の誰もが予想したに相違ない展開そのままだったが、面白かった。前川健太も工藤亮介も強そうな顔をしているのに物凄く「草食系」であるのも面白い。