仮面ライダー鎧武第三十七話

平成「仮面ライダー」第十五作「仮面ライダー鎧武」。
第三十七話「バロン・サッカー対決 夏の陣!」。
前回、話は深刻な局面を迎えた。今回はその流れを受けて、主人公の葛葉紘汰(佐野岳)が現場へ駆け付けようとしていたが、遮るものが現れて、現場へ到着できないでいた。同じ頃、駆紋戒斗(小林豊)の前にはDJサガラ(山口智充)が現れて、どういうわけか、別の世界へ連れて行った。
行き先の世界は、この世界によく似てはいるが、ヘルヘイムの森の植物に浸食されているわけでもなさそうである上に、沢芽市内の若者がダンスではなくサッカーで盛り上がっている世界。
ここで大いに活躍しているのは、バロンのペコ(百瀬朔)とザック(松田岳)。これに対抗するのは鎧武ではなく、「チーム・シャルモン」。それを構成するのは城乃内秀保(松田凌)と凰蓮・ピエール・アルフォンゾ(吉田メタル)。「シャルモンのおっさん」がここでは若者の敵ではなく、若者と一緒になっていた。さらに驚くべきことに、初瀬亮二(白又敦)も生きていた。そして葛葉紘汰や高司舞(志田友美)や呉島光実(高杉真宙)の姿は見当たらなかった。サッカーによるバトルを通して人々が目指しているのは「禁断の果実」。そして戦いには川崎フロンターレ中村憲剛中村憲剛)とFC東京太田宏介太田宏介)も参加。ここではJリーガーは怪物を倒す力を有しているらしい。
サッカーで戦う世界に駆紋戒斗を連れて行ったのは、実はDJサガラではなく謎の人物(田中偉登)だったようで、駆紋戒斗に化け物を退治させたあとは記憶を消し去って元へ戻した。というわけで今回の話は今までの話とは全く関係なく、今後の話とも全く関係ないことになる模様。映画の宣伝のための番外編。葛葉紘汰の様子を陰から見ていた謎のアーマードライダー(片岡愛之助)も映画版の登場人物で、これもまた映画の宣伝。