三番町の料理店で小会

休日。朝に起きて以降、起きて過ごしていた稀な休日。夕方五時五十分頃に外出。六時十分頃、大街道の入口で待ち合わせて三番町の料理店で小会。この店では普段は二階へ通されるが、今日は一階へ通された。二階は団体客に貸し出されていたらしい。モヤシが程よい量で美味だった。
主な話題はアニメ映画のこと等。映画「ドラえもん」における新旧の比較論や、藤子・F・不二雄のSF短編集、「クレヨンしんちゃん」における作風の変化について大いに話を聞いた。アニメ「ドラえもん」において声優の交代に伴って作画の変革も断行されたことはよく知られているが、これを受けて映画「ドラえもん」においては過去の名作を新たな作風へ作り直すことが度々行われていて、その中で、概ね原作に忠実に作り変えようとしているかのように見せかけながら、最も肝心なところで原作の魅力も意味も毀損するような有害な改変も加わっているらしい。どこがどう改悪されたのかについて詳細な説明を聴いたが、恐ろしい話だ。世間で一時期やたら持ち上げられていたテレヴィドラマ「半沢直樹」が物語として破綻しているどころか成立してもいないことについても詳しい説明を得て、そんなものが持て囃されていたことの謎を思った。それに比するなら「監査法人」には明確な意図が窺えていたと云える。今宵も大いに学び得た。
店を出たのは他の団体客も引き上げたあとの、深夜十二時半頃だったろうか。一番町で見送り申し上げ、徒歩で帰ろうかと思っていたが、あまりにも寒いので大街道でタクシーに乗車して帰宅。二時頃に流石に眠くなり、起きたのは翌日の昼十二時半頃。ゆえに三月十三日午後一時三十四分に記之。