雑誌記事-福士蒼汰ドラマ/内館牧子ドラマ/菅田将暉ドラマ

昨日発売の雑誌「ザテレビジョン」二〇一五年第二十七号。
今月以降に始まるテレヴィドラマ新番組について概要を詳しく告知する大特集があるが(20-27頁)。もはや家にいてもテレヴィを点ける習慣がなく一週間に三十分間しかテレヴィを見なくなっている者にとっては、余程の面白さが予感できなければ視聴する可能性がない。
福士蒼汰野村周平が出演する七月二十日開始の月曜九時「恋仲」(21頁)は、紹介する記事を見れば見る程に期待できなくなってくる。七月九日開始の木曜九時の「エイジハラスメント」(24頁)は、内館牧子が十年振りにテレヴィドラマ脚本の仕事を再開するという点で注目に値する。しかも主人公(武井咲)の前に立ちはだかる上司の役を稲森いずみが演じる。稲森いずみは、十二年前、内館牧子脚本「年下の男」で賀集利樹と星野真理に歳の差で馬鹿にされた挙句、古都の古寺を舞台に風吹ジュンを「盛りのついた雌豚」と罵倒し、高橋克典に酷く捨てられ、闇の中で一家離散する役を演じた実績がある。期待しても良さそうに思われる。七月二十四日開始の金曜深夜の「民王」(26頁)は、菅田将暉遠藤憲一が中身を入れ替えるという設定の話。こういうのは普通に面白そうだが、政治色が強くなれば、その政治性のゆえに賛否の何れかに傾かざるを得なくなる恐れもある。