福士蒼汰ドラマ恋仲第二話/あすなろ抱き

福士蒼汰主演テレヴィドラマ。月九「恋仲」。第二話。
先週は冒頭を見逃したが、今週は確り予約録画しておいたのを早送りで全て見た。
今週の第二話の見所は終盤に来た。建築事務所で働き始めて二年目を迎えている三浦葵福士蒼汰)が、雑用に追われるだけの毎日だった中、ようやく任された最初の建築の仕事である幼稚園のウサギ小屋の設計について、七年振りに再会した幼馴染みの芹沢あかり(本田翼)に語った場面。
建築家になりたいと少年時代に志して、現在、一応は建築事務所で働いてはいるが、実際には建築の仕事に従事できているわけでもなく、ようやく任されたのがウサギ小屋の設計であるという事実。初めての設計を喜び、意気込み、楽しんで一所懸命に取り組んでいた反面、この事実に深く傷付いてもいた。しかし彼は傷付きながらも、仕事を少しでも良いものにするため、利用する幼児のためになることを考えて工夫して設計し、施工した。現実の厳しさに直面しながらも胸中に希望を炎わせているところが良かった。
その前の、三浦葵の言に傷付いて富山へ帰るべく夜行バスへ乗り込もうとしていた金沢公平(太賀)を、三浦葵が呼び戻すべく駆け付けてきた場面。昔と変わっていないことを最も望んでいた者が、実は最も昔と変わろうとしているという事実を明らかにした場面でもあった。なぜなら三浦葵も芹沢あかりも、それぞれ色々事情はあったにしても一応は昔の志望を今も抱き続け、それなりに近付こうとしているのに対して、金沢公平だけは志望に関係なく進路を決められ、それを受け容れようとしているから。
なお、本編の始まる前の、夜八時十二分頃だろうか、福士蒼汰木村拓哉に背後から(所謂「あすなろ抱き」で)抱き付かれて「俺じゃダメか?」と云われて悲鳴を上げた場面についても、予約録画しておいたのを見た。