妖怪ウォッチ音楽家

ゲーム&TVアニメ&アニメ映画「妖怪ウォッチ」のオリジナル・サウンドトラックCD集には「-スタッフロール-」と題された作品があり、これは云わばゲーム「妖怪ウォッチ」エンディングテーマ曲であるようだが、なかなか大作の名作。同じオリジナル・サウンドトラックCD集に収録されている数多い楽曲の内、物語の舞台となる町の景色を描く「さくらニュータウン」、「団々坂」、「そよ風ヒルズ」(又は「さくら中央シティ」)、「ヨロズマートでおかいもの」(又は「おつかい横町」)、「じてんしゃでゴー!」(又は「ケータの家」)、「フミちゃんの家」の美しい旋律をメドレー風に織り交ぜて、最後に「妖怪ウォッチのテーマ」で締めくくっている。
このように面白くて抒情に富んだ素晴らしい音楽の数々を手掛けた西郷憲一郎とは一体どのような音楽家だろうか?
検索してみるに、どうやら一九八五年生の人。同朋学園名古屋音楽大学作曲学科在学中からコンピュータ音楽家として大学主催の演奏会等で活動。同大学卒業後、情報科学芸術大学院大学在学中の二〇〇九年、菅野創との合作「Jamming Gear」を発表して第十五回学生CGコンテスト優秀賞を受賞し、第十三回文化庁メディア芸術祭に審査委員会推薦作品として参加したばかりか、オーストリアリンツで開催されるARS ELECTRONICA 2009のDIGITAL MUSICS部門にも出品した。云わば現代芸術家としての顔もあったらしい。それで現在は株式会社レベルファイブ(LEVEL5)の企画総括部サウンドクリエイティブチーム勤務。
なるほど「妖怪ウォッチ」の音楽は面白くドラマティクであるだけではなく芸術性にも富んでいるが、それには理由があったのか。驚嘆した。
https://job.rikunabi.com/2016/company/senior/r166010008/K121/
http://www.iamas.ac.jp/prizes
http://www.sketching10.com/presentations/Sketching10_Kobayashi.pdf

妖怪ウォッチ オリジナルサウンドトラック