仮面ライダードライブ第四十五話

平成仮面ライダー第十六作「仮面ライダードライブ」。
第四十五話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」。
仮面ライダーチェイサー=チェイス上遠野太洸)は、全人類と全ロイミュードの敵に他ならない元人間の蛮野天十郎森田成一)との死闘の中、ドライバーを破壊され、仮面ライダーとしての姿と力を失ってもなお、魔進チェイサーの姿に戻ってまでも戦い続け、ついには蛮野天十郎からの攻撃によって致命傷を受けたが、機械生命体としての爆死の瞬間、蛮野天十郎に体当たりを挑み、敵を巻き添えにしようと企てた。実に壮絶な最期だったと云わなければならない。
全人類と全ロイミュードに敵対する最悪の化け物を前に、今やハート(蕨野友也)とメディック(馬場ふみか)は、迷うことなく泊進ノ介(竹内涼真)、詩島剛(稲葉友)、そしてクリム・スタインベルト(声:クリス・ペプラー)との共闘を選んだ。物語が終結に向かっていることが実感される展開の連続であるのは間違いないが、そこまで最悪な敵、いかなる悪い奴よりも遥かに悪い奴が、選りにも選って仮面ライダーマッハ=詩島剛とヒロイン詩島霧子(内田理央)の実の父であるというのは、やはり何か不味いような気がしてくる。