当て逃げに遭う

休日。起きたのは朝十時頃。朝食後、怠惰な午前。昼からは昨夜に続いて古雑誌のスキャニング作業に邁進。一気に「ザテレビジョン」九冊、「TVガイド」二十一冊を片付けた。暫し寛いだあと、夕方五時前に外出。市内電車で松山市駅へ行き、郊外電車を古泉駅で降りて、大工道具店で清掃用の消耗品をやや多めに購入。直ぐ引き返し、郊外電車と市内電車を乗り継いで道後まで戻り、大型食料品店で買物。レジでは良い人に当たったこともあり、朝から大いに働いたこともあって、何となく気分よく歩いていたところ、大病院の脇の狭い道の端にいたとき右腕を自動車に当てられた。
古い住宅街を通る狭い道路で、場所によって道幅も変わる上に真直ぐ伸びているわけでもなく、しかも病院の辺には二つも曲がり角が立て続けにあって極めて危険であるから、自動車がそこを通行する際には慎重を期さなければならないはずだが、その自動車はブレーキの存在も知らないかのように一切減速することもなく高速で走ってきて、二つの曲がり角を勢いに任せて急旋回しながら突き進んだ挙句、歩行者を蹴散らすかのようにその腕に追突してそのまま走り去った。こういうのを「当て逃げ」というのだろう。夜七時三十七分頃だったろうか。直後の激痛は耐え難く、あまりにも悔しかったが、腕は普通に動くようだったし、早く帰宅したかったので、我慢してそのまま帰宅。やがて痛みは軽くなったが、反面、深夜になってもなお痛みは消えていない。しかも肩や胴も軽く痛み出した。こうなると次第に怒りも再燃してくる。あの非道の自動車運転手に天罰が下ることを心から祈る。
夕食後にスキャニング作業を再開し、「TVガイド」十五冊、「ザテレビジョン」十冊を一気に片付けた。それでもまだ古雑誌の山の大半が残っているが、山の高さが低くなっただけでも気分は軽くなる。