旅行記三/帰るだけの日

朝、ホテルの近所にあるコンヴィニエンス店で荷造のための丈夫な紙袋を買ってきて、ホテルの食堂で大いに朝食を摂ったあと、荷物をまとめ、ホテルのフロントで荷物の発送を依頼してから、九時半前にホテルを退出。JR京都駅へ行き、新幹線の指定席の券を購入。帰る前に、久し振りに京都ギリシアローマ美術館へ行こう!と思い、地下鉄で北山駅へ。しかるに、行ってみたところ誠に残念ながら今日は午後から開館する由の掲示があった。諦めて引き返した。帰宅時間を早めるべく予約を変更することにしたが、生憎、盆の季節ということで窓口は大混雑。行列が長かった。外国人(欧米人)観光客は即断即決で速やかに発券を終えるのに対し、日本人高齢者は窓口の人を相手に延々何か議論をしていて何時までも去らない。だから渋滞して行列が進まないのであると見受けられた。順番が来るまでに四十分間位は待ったろうか。盆の季節だからだろうか、東京方面は空席もあったようだが、九州方面は空席が殆どなく、仕方なく初めてグリーン車の指定席券を購入。夕方四時半頃にはJR松山駅に到着。予定よりも十分間ばかり遅れたらしい。帰宅したとき室内の涼しさを感じたが、温度計を見れば三十三度。外が暑過ぎたので、それに比すれば涼しく感じただけだったのかもしれないが、やはり先週導入しておいた遮光性と断熱性に優れたカーテンの効果あってこそ、温度が三十三度までに抑えられ得たと見るべきだろう。