ブレンダのオーマイもんげー/かまいたちvsケータ/ケータがロボニャンF型を頼る場合

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百三十七話を視聴。
コマリーヒルズ青春白書第五回。ケータとジバニャンとウィスパーの話が二つ。
コマリーヒルズ青春白書。
KKブラザーズのKコマー&Kジーロの兄弟は今回、巨大で豪勢なショッピングモールでブレンダの買物に同行した。もちろん、Kコマーからそのことを聞き出していたJD=ジンメンドッグも先回りをしてその店に出没。
ブレンダはKコマー&Kジーロの感嘆詞「もんげー!」に魅了され、映画「タイタニック」の船首の場面でKコマーに抱かれる自身の姿を妄想しながら「もんげー!」と嬌声を上げた。そして現実のブレンダは、邪魔虫でしかないジンメンドッグの姿を見たとき、いかにも不愉快な表情で「もん、げー」と呟いたが、愛するKコマーがソフトクリームの「全色買い」をして豪勢に食べようとしているのを見たときには「オー!マイ・もんげー!」と讃嘆の語を叫んだ。
ブレンダといえば「良いニュースと悪いニュースの人」だが、今回、ジンメンドッグに対しては「良いニュースなんてないってこと」という悪いニュースを告げたあと、もう一つ、悪いニュースとして「コマーとジーロと三人だけでショッピングをするってこと」を宣告した。もはや「悪いニュースと悪いニュースの人」。
妖怪かまいたち事件。
桜町に古典妖怪かまいたちが出没し始めた初秋の夕暮れの景色の美しさ。ただならぬ気配を察して虚空を睨みつけるケータの真剣な顔にも力が漲る。
普段に増して愛らしい作画も相俟って、実に惹き込まれる冒頭部分。何か恐ろしい事態に繋がりそうな話の発端ではあったが、真剣だったのはそこまで。ケータと同じくジバニャンも何者かの気配を感じ取っていたのに、ウィスパーだけは何も感じてはいなかった…というところから、話は普段の調子に帰ってしまう安心感。
恐るべき古典妖怪かまいたち先輩の仕業は、靴下に穴を開けること。それを知ったケータは「靴下に穴を開けるだけ」と驚き、かまいたちは「だけ…と思うのか?」と反応して以後の展開を色々説明してみせたが、その都度、ケータは「だけ」の語を付加しては仕業の小ささに呆れ続けた。やはりケータには独特に頑固なところがある。
かまいたちはケータのみならず五年二組の全員に対しても靴下に穴を開けて端切れを収集する挙に出たが、真の狙いはあくまでもケータだったと見えて、最後にはケータの服の至る所に穴を開けて多量の端切れを獲得して去った。相変わらず古典妖怪に興味を持たれるケータ。
この話で最も驚かされたのは、少年のような姿のかまいたちには大勢の子供がいるという事実。ケータも「子供いるんだ?」と驚いていた。
灼熱のアッチッチゲーム事件。
ケータはどうでもよいような些細な問題を解決したいとき、なぜかロボニャンF型を召喚してしまう。しかしロボニャンF型はどんな些細な問題にも真剣に取り組み、壮大に手の込んだ計画を立ててしまう。ロボニャンF型の精密な作戦は、予想外な行動に出るケータ母によって破壊されるのが常だが、その結果はどうなったのかを知ることがない。
ロボニャンF型が設定した作戦では、ケータはマリオに見立てられていたと解してよいのだろうか。