旅行記五/夜に帰宅して直ぐ外出

朝十一時に神保町のホテルを退出。荷物を転がしながら神田古本祭の様子を眺めてから、徒歩で秋葉原駅へ。駅前の広場で不図、頭上にある旗を見れば、文化庁メディア芸術祭二十周年記念展「変える力」が開かれていることが記されていたので、駅前のUDXの四階にある東京アニメセンターへ行ってみた。大混雑だった。何も買わなかったが、幸い、今月上旬の杉並アニメーションミュージアムで入手できなかった「怪盗ジョーカー展」のチラシがここには沢山あったので頂戴しておいた。早めにそこを出て上野駅へ移動。
昼、上野恩賜公園で姉と合流し、東京国立博物館平成館一階の和菓子店「鶴屋吉信」で二名しかいない家族会議。しかし今後の方針については昨日までにまとまったので、殆ど雑談のみ。夕方五時頃に上野駅を発ち、東京モノレール羽田空港へ。そこで姉と別れた。夜十時頃に帰宅。
荷物を急ぎ解いたあと直ぐ外出し、徒歩で衣山へ。十時四十五分頃にシネマサンシャイン衣山に着き、十時五十分から映画「聲の形」を鑑賞。観終えたあと、三度目のパンフレット購入。三日前に姉の長女氏に「聲の形」と「君の名は。」のパンフレット各一冊を贈呈したので、その分を補うべく念のため各二冊を購入しておいた。姉の子というのは直接の家族ではないはずであるのに、なぜか色々似たようなものに興味を持っているらしいところに縁の深さを感じざるを得ない。買物も終えて、映画館を出たときには既に周囲の店も閉まっていて暗く静まり返っていたが、そういえば一週間前にも同じ光景を見ていたのか。この一週間は長かった。