仮面ライダーエグゼイド第七話

施川ユウキバーナード嬢曰く。』第一巻を読み終えた。
ところで。
平成仮面ライダー第十八作「仮面ライダーエグゼイド」。
第七話「Some lieの極意!」。
仮面ライダーレーザー=九条貴利矢(小野塚勇人)の過去が明らかにされた話。併せて彼が新たな力を得て、漸く人間型のライダーに変化する展開もあった。勢いを得た彼は、仮面ライダーエグゼイド=宝生永夢(飯島寛騎)と仮面ライダーブレイブ=鏡飛彩(瀬戸利樹)の前で、「黒いエグゼイド」の正体が幻夢コーポレーション社長、檀黎斗(岩永徹也)であるという事実を暴露した。そしてその真理性を証明するため、「黒いエグゼイド」の仮面を暴こうとしたが、暴かれる寸前にパラド(甲斐翔真)が檀黎斗と入れ替わった。結果、もともと九条貴利矢を信用しようともしていなかった鏡飛彩は無論のこと、今や宝生永夢までも、九条貴利矢を信じられなくなった。檀黎斗の狙い通りだった。
今、東映の番組公式サイト(http://www.toei.co.jp/tv/ex-aid/story/1208668_2606.html)を眺めてみたところ、九条貴利矢が「ただの嘘つき人間」ではないということが丁寧に力説されているが、多分、番組を観た人々にはそれは自明だろう。どうせ力説するなら、むしろ他人を陥れる檀黎斗の酷さをこそ強調すべきではなかろうか。嘘をつくことが必要になる局面もあるということを力説するのではなく、むしろ悪意に基づいて他人を陥れるような真似は許されないということをこそ力説して欲しいものだが、どうも公式サイトの意図がよく解らない。