ド嬢アニメ第九話/秒速5センチメートルの澄田花苗

夜、ニコニコ動画バーナード嬢曰く。」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/bernard)で配信されているテレヴィアニメ「バーナード嬢曰く。」の最新の第九話を視聴。「九冊目 バス停」。雪降る寒い夕方のバス亭における「ド嬢」こと町田さわ子と神林しおりの間の小さな出来事は、原作の第三巻の「37冊目」に描かれる。寒空の下の神林の寂しげな様子を美しく描いているのは原作の方だが、アニメ版はド嬢に対する神林の奇妙な感情を優しく描いている。意外に甲乙つけがたい。
そして深夜、新海誠の『小説 秒速5センチメートル』を読み終えた。第二話「コスモナウト」における澄田花苗の、遠野貴樹に対する想いは、映画「君の名は。」における勅使河原克彦宮水三葉に対する想い(「あの人の名前が思い出せんの」に対する「知るか、アホ!」)に重なるのかもしれない。
やはり原作映画を観なければならないと思い、遅れ馳せながら漸く、「秒速5センチメートル」と初期作品「ほしのこえ」と「彼女と彼女の猫」を収録する「5 Centimeters per Second:Global Edition」ブルーレイディスクのほか、「言の葉の庭」、「星を追う子ども」、「雲のむこう、約束の場所」各作品のブルーレイディスク計四点を注文した。しかし「彼女と彼女の猫」に関しては完全版ブルーレイディスクも発売されていて、これも買うべきであるのかどうか悩んでいるが、先ずは「Global Edition」で観ておくことにしよう。