秒速5センチメートル諸本の順番

映画「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」と「星を追う子ども」と「雲のむこう、約束の場所」のブルーレイディスクをAmazon.co.jpに注文したのは六日の深夜。正確には七日の未明。しかるに、今日の午後三時を過ぎて漸く発送されたらしい。「お急ぎ便」という設定だったが、まるで急いでくれていない。近所のコンヴィニエンス店に届くのはどうやら早くとも明日の夜か。
新海誠の代表作と云われる「秒速5センチメートル」の原作は映画そのものであり、新海誠自身による小説はあくまでも映画に基づくノベライズ版で、漫画版は別人の手になる作品。ゆえに本来は先ずは映画を観て、しかるのちに小説版や漫画版も観るのが望ましいはずだが、誠に遺憾にも吾人、最初に清家雪子による漫画版を読み、次いで新海誠による小説版を読んで、そして今、映画のブルーレイディスクの到着を待っている。完全に順番を間違えてしまっている。結果、漫画版の後半を満たしている話や描写の多くが小説には存在していなかった事実に驚かされている。しかも検索してみて、「君の名は。」と同じく「秒速5センチメートル」にも、加納新太による外伝『one more side』があることを知った。直ぐに注文しておいた。