仮面ライダーエグゼイド第九話&第十話

平成仮面ライダー第十八作「仮面ライダーエグゼイド」。
第九話「Dragonをぶっとばせ!」。
第十話「ふぞろいのDoctors!」。
仮面ライダーエグゼイド=宝生永夢(飯島寛騎)が、命の恩人の日向恭太郎(野村宏伸)と意外な再会。かつて聖都大学附属病院で幼時の彼のために担当医として手術を施し、現在は衛生省大臣官房審議官として「ゲーム病」問題の対策を統括する人物だが、敵の策略の一環としてゲーム病に感染させられた結果、今は患者として聖都大学附属病院に運ばれ、研修医である宝生永夢と再会するに至った。
しかるに仮面ライダーレーザー=九条貴利矢(小野塚勇人)は、宝生永夢にとって日向恭太郎が本当は命の恩人ではない可能性を嗅ぎ付けた。なぜなら仮面ライダーに変身するには「適合手術」を受けなければならないはずである中、「適合手術」を受けていないはずであると見られている宝生永夢が普通に「適合」し得ているのは奇妙であり、宝生永夢が今までに手術を受けたことは一度だけである以上、日向恭太郎が施したその手術こそは「適合手術」だったのではないのか?と疑われるから。それで九条貴利矢は早速、その疑惑を宝生永夢自身に突き付けた。
凄いことに、宝生永夢は現時点ではそのことに特に動揺するわけでもなく、むしろ日向恭太郎から新たに授けられた「ティーム医療」の必要性という教えに従い、相互に対立し会う仮面ライダー三人を騙してでも集めて、自身を含めた四人で「ティーム医療」をなし遂げるべく巧妙に仕組んだ。なるほど、これこそは「天才ゲーマー」ならではの策であると見ることもできようか。
仮面ライダーエグゼイド=宝生永夢、仮面ライダーレーザー=九条貴利矢、仮面ライダーブレイブ=鏡飛彩(瀬戸利樹)、仮面ライダースナイプ=花家大我(松本享恭)の四人が相互に対立し会い、バラバラに行動しながらも結果としては「ティーム」として戦闘し得ていたのは面白かった。