モンスターストライクはじまりの場所へ/妖怪ウォッチ映画第三弾/君の名は。十七回目

休日。昼から講演会を聴きに行く予定だったが、生憎、起きたとき既に昼だった。講演の最後の部分しか聴くことができなかったが、配布資料を頂戴し、講師に挨拶して退出。郊外電車の駅に近かったので、古泉駅へ移動しようかとも思ったが、思い直して衣山駅へ。
シネマサンシャイン衣山で映画を観ることにして、「モンスターストライク」と「妖怪ウォッチ」の入場券を買い、両作品のパンフレット各一冊を購入。
夕方四時五分からは、「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」。
モンスターストライク(モンスト)というのが何であるのかを知らない者には理解できない部分の多い作品だったが、それでも、かなり楽しめた。何といっても主人公の焔レン(声=坂本真綾)という少年が美しく、健気で格好よかった。そこだけでも観る価値があった。オルタナティブ・ドラゴン=オラゴン(声=福島潤)も格好よかった。焔レンと仲間たちが労働者の石橋健太郎(声=北大路欣也)にスキ焼を分けてもらう場面も実に良かった。島根で焔レンと喧嘩した石橋聡太(声=松岡禎丞)も熱い奴だった。
実を云えば、平日の夕方だったからか、上映室内に客は吾人一人しかいなかった。確かにモンストを知らない者には謎だらけの話ではあり、その意味では敷居の低くない作品ではあるが、細かい謎を気にせず観てゆけば勢いで物語の流れを感じ取ることはできるし、健気で勇敢な少年たちの成長の物語として、もっと広く楽しまれてもよいのではないかと思われた。
観終えたあと、思い切ってレイトショーの「君の名は。」の券も購入。急ぎ映画館を出て、トンカツ店で早めの夕食。そして今日ようやく気付いたのは、この店がトンカツ店ではなく唐揚店であるということ。だから今宵は唐揚定食を注文した。月曜は唐揚定食の安い日だった。
夜七時からは、「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」。
見所は、フユニャン(声=梶裕貴)が大活躍すること、ヒカリオロチ(声=笹本優子)とヤミキュウビ(声=遠藤綾)が登場すること(ただし活躍できないまま退場する)。作画も、一年前とは違って実に綺麗だった。冒頭、ケータ(声=戸松遥)が普段よりも丸々とした姿に描かれていたのは、実写化の場面のケータ(南出凌嘉)の容姿に合わせたのだろう。その辺の仕事は丁寧だった。
とはいえ、そもそも実写化の部分そのものが大して面白くもなかった。バレリーナの少女の話を退屈に感じた。昨年に続いて今年も「スナック・ワールド」が同時上映になっていたが、これも今年は面白くなかった。
そして夜九時五分から、「君の名は。」を鑑賞(十七回目)。
新海誠の『小説 言の葉の庭』を読み終えた今、宮水三葉の通う糸守高等学校で古文を教えている「ユキちゃん先生」を今治出身の人として見ることができる。
観終えたとき、映画館のロビーは既に暗く、売店は既に営業を終了し、映画館の外へ出れば周囲も既に沈んでいた。道後まで徒歩で戻る途上、本町の大型食料品店で明日の朝のためモヤシとラーメンとパンを購入した。