コマさんコマじろう静岡旅行/メリケン妖怪トムニャンUSAピョンによる節分グローバル化/破レターがメールに敗れる

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百五十五話を視聴。
コマさんの話が一つ。トムニャンの話が一つ。ケータとウィスパーとジバニャンの話が一つ。
コマさんコマじろうの日本全国「もんげー!」旅(第四回)。IN静岡。
天城の「天城越え」の石碑の前でコマさんが和服の女装をしてコマじろうが帝国大学の学生服を着ていたのは、「天城越え」ではなくて「伊豆の踊子」だろうか。天城では名物のワサビをソフトクリームに載せるらしい。コマさんがワサビを食べて苦悩を絶叫するときの顔とクリームを食べて甘さを称えるときの顔の対比の連続。玩具の工場ではコマさんがプラモデルにされた。まるでロボニャンのようだった。
そして浜名湖。矢良瀬古里無編著『全国ビックリツアーガイドブック』には「捕獲不能!静岡には波打つ巨体で船をも沈める!湖のヌシがいたああああああ!」と記されていたが、その正体は浜名湖の巨大なウナギだった。
次回の行先は香川。しかし徳島の名所である鳴門の渦潮がなぜか取り上げられるらしい。大丈夫だろうか。
トムニャンのジャポン探訪第五回。
節分の話。なぜかケータとウィスパーとジバニャンが登場。あたかも普通のケータの話が始まったかのように見せかけて、やがてトムニャンが登場。節分をよくは知らないメリケン妖怪トムニャンのため、ケータ等が節分の鬼について説明したところで「鬼時間」の開始。いつもの赤鬼に加えて青鬼、黒鬼、さらには「シャイニング」しているレジェンド妖怪の山吹鬼も登場。山吹鬼が登場した目的は、グローバル化の進展する昨今、もはや節分を知らない妖怪も増加してきた中で、本来の正しい節分の風習を伝え、広めることにあった。山吹の肩書は「妖怪節分委員会」で、所在地は「鬼ヶ島二丁目」。名刺は金色に輝いていた。
しかるに、USAピョン率いるメリケン妖怪軍団が合流して豆撒きをベースボールに改変してしまった。しかも鬼たちもそれをあっさり受け入れた。思うに、グローバル化とは実はアメリカ化であり、グローバルな基準(メリケンの基準)に基づいてローカルな慣行や法を否定し改変することがグローバル化の実態であると考えるなら、この展開は現実を正しく風刺していると云える。
妖怪やぶレター事件。
妖怪パッド使用の前後のケータとウィスパーの遣り取りに関して、先程の山吹鬼の鬼たちの登場時には、ジバニャンが「青鬼と黒鬼」と見たままの名を挙げ、ウィスパーがそれを否定しようとしたところで妖怪パッドを見れば正解だったので、その通り説明した結果、やはりケータとジバニャンに呆れられるという遣り取りがあったが、今回は、ウィスパーが見たままに「破れた手紙みたいな形」と形容したところでケータが「まさか破レターなんて単純な名前じゃないよね?」と予め否定し、ジバニャンが「いくらなんでもそりゃないニャン」と応じたところで、ウィスパーがそれで正解だったことを伝え、ケータとジバニャンが呆れるという遣り取りがあった。そして妖怪やぶレターについて説明するときウィスパーはケータの姿を真似て、ケータから睨まれた。
やぶレターを誕生させた原因を解明するために召喚されたのはバクロ婆。解決のためには砂夫も召喚されるかと思われたが、召喚するまでもなく自ずから解決。しかし結局、レターがメールに敗れるという見事な結末が来た。