映画Free!TM二日目で大失速

書店前の休憩所で休憩していた間、iPhoneを用いて「劇場版 Free! -Timeless Medley-」に関して色々調べていた。twitterでは概ね無難な絶賛の声が多いが、キーワードを変えて詳しく調べてみれば、厳しい批判も少なくない。結局、「Free!」と「ハイ☆スピード!」を繋げることは無理だったというのが結論だろう。
先月の両国国技館イヴェントにおける「Free!再構築」宣言は、「Free!」それ自体が蔵していた無理な要素を全て排して「新規映像」で描き替え、「ハイ☆スピード!」の延長上に位置付ける可能性を微かに期待させなくもなかったが、生憎、現実に行われたのは「ハイ☆スピード!」を捻じ曲げて傷物にして無理矢理「Free!」に接続することでしかなかったらしい。予想できた事態ではあるが、あまりにも愚かな選択ではなかろうか。
だからこそ厳しい批判の言も少なくはないが、無難な絶賛の語が溢れている中に飲み込まれ、かき消されてしまっている。とはいえ、全ての人々が声を上げているわけでもない。むしろ多くの人々は沈黙しているのかもしれない。
興行収入に着目するなら、沈黙のファンの本音が見えてくる気がする。公開初日の昨日には、小規模上映ながらも驚異の好成績を達成していたが、日曜日の今日、二日目で早くも急激な失速を見せた。もちろん初日の好成績の方が異常で、二日目に通常化しただけであると云えなくもないが、そもそも熱心なファンのみを充てにした「総集編」映画である以上、成績の全てはリピーターの維持にかかっているわけで、週替わりの特典を配布するのみならず舞台挨拶の映像までも上映して撮影までも許可するのも全てリピーターの健闘に期待するからであると踏まえるなら、二日目で一気に失速(半減?)するのは、普通に考えて不味いのではないか。今回の映画で終わるのであれば影響はないが、今年の七月に総集編の第二段があり、秋には本編が待っているのであるから、第一弾で失敗すれば今後の上映計画は縮小を余儀なくされかねないと想像される。どうするつもりだろうか。