旅行記二/龍馬に扮した人気者グッズ&鰹猫グッズ/讃岐金刀比羅宮参拝/神椿/表書院&高橋由一館&宝物館/高松丸亀町商店街

旅行記二。
朝七時半頃にホテルの食堂に行き、鰹で朝食。十時の少し前にホテルを引き払い、荷物を転がしながらJR高知駅まで歩いた。iPhoneを用いて検索してみれば十一時十三分に発てば乗り換えを要しないと判ったので直ぐ券を購入。
駅の中にある土産物店を見物したところ、色々な人気キャラクターが坂本龍馬に扮した小型フィギュアのキーホルダーや携帯電話ストラップが多数あったので、厳選の末、坂本龍馬に扮したドラえもんジバニャンピカチュウ黒子テツヤスヌーピー、キティ、銃を持つ坂本龍馬に扮したキティ、はりまや橋で簪を持つキティを購入。二頭身化された坂本龍馬イラストを付した鈴緒も購入。鰹猫(通称カツオにゃんこ)の売場もあり、良い商品が多かった中で厳選の末、マンガ『カツオにゃんこ 進め!七つの海』一冊、鰹猫メモ用紙二種、鰹猫アクリル根付三個一組を購入。
時間が来たので急ぎ乗車。途上の車窓に見えた大歩危の風景は美しかった。昼十二時四十六分、琴平駅に到着。早速、金刀比羅宮に参詣すべく表参道を進んだが、先ずは清酒金陵の資料館を足早に見学。いよいよ長大な石段を登り始めようとする前に、先ずはウドン店に入り、一時半、やや遅めの昼食。野菜かき揚げウドン。そして一時四十分頃から石段を登り始めた。真白な神馬「月琴号」十二歳の美しい姿を垣間見たあと、表書院に上がり、森寛斎、円山応挙、邨田丹陵の障壁画を鑑賞。二時二十二分に表書院を出たあとは概ね休みなく登り続け、二時四十二分に登頂。御本宮に参拝。
三時頃に折り返したが、降り始めて早々に先ずは資生堂パーラー「神椿」に入り、抹茶アイスクリームで休憩。店内には古い資生堂の広告資料の複製等が展示されていた。あれは山名文夫のデザインだろう。店の外壁を飾るのは現代アーティスト田窪恭治による椿の絵のタイル。
あらためて石段を降りて、三時二十一分、国歌に歌われる「さざれ石」の実物を見物。そしてその向かい側にある美術館「高橋由一館」で高橋由一の油彩画を鑑賞。鑑賞後、ここで豪華図録『金刀比羅宮の名宝―絵画』と『冷泉為恭とその周辺―模本と復古やまと絵』を購入。極めて厚く立派な書籍で、二冊まとめると大きく重く、長距離を歩くには厳しい荷物にはなったが、貴重品であるので、家から持参してきた大型書籍用トートバッグに納めて大切に運んだ。
次いで夕方四時、宝物館に寄り、現在開催されている「こんぴらさんの”おたから”展」を鑑賞。重要文化財「なよ竹物語絵巻」や重要文化財「弁財天十五童子像」、「蹴鞠図屏風」や「源氏物語図屏風」も素晴らしかったが、何といっても面白かったのは重要有形民俗文化財「当山社頭並大祭行列図屏風」。昔日の金刀比羅宮の表参道の様子を彷彿とさせる絵で、実際に参拝した者であれば誰でも楽しめる絵であると云える。森寛斎の「葡萄栗鼠図」は有名だが、原在泉、菊池容斎富岡鉄斎等の作も良かった。最も魅入ったのは冷泉為恭による春日権現験記絵の模本。「三十六歌仙」扁額では、主に狩野探幽の作を観た。
四時三十七分に宝物館を出て、琴平駅に戻ったのは五時三分。コインロッカーから荷物を取り出し、五時二十五分に普通列車で出立。六時二十一分に高松駅に着き、直ぐに琴電高松築港駅へ。六時三十分発の電車に飛び乗って、六時三十五分には瓦町駅へ到着。六時五十分頃にホテルに入った。
夕食のため外出し、夜八時二十五分頃、瓦町駅のビルの十階にある店に入り、鯖味噌煮定食。何を食べようか迷いそうになったとき迷わず鯖を選択する習慣が付いているのは七瀬遙の影響。
食べ終えたあと商店街を散歩。高松丸亀町商店街を行き、その北の端にあるドーム状の壮麗な空間や、天を衝くような鋭い柱の林立を見物。実に美しい商店街で、観ていて気分が盛り上がった。南新町商店街から田町商店街へ進み、夜十時頃にホテルへ帰った。