むぎわらしんたろう作ドラえもん物語-藤子・F・不二雄先生の背中-後編&単行本化決定

むぎわらしんたろう作「ドラえもん物語 藤子・F・不二雄先生の背中(後編)」。
小学館『月刊コロコロコミック』六月号の(付録ではなく)本体に、「コロコロコミック創刊40周年記念特別まんが」と銘打って掲載されている(426-466頁)。
喜ばしいことに、今夏、大幅な加筆の上で単行本化されることが予告されている(466頁)。
しかも今夏七月八日以降、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムでは「ドラえもん×コロコロコミック創刊40周年展」が始まることも告知されている(424-425頁)。同ミュージアムは事前にローソンで入場券を購入しておかなければ入場できないので、果たして行くことができるのかどうか分からないが、名作「のび太の恐竜」に始まる大長編ドラえもん十七作の原画や、創刊時の『コロコロコミック』のために描かれた表紙絵の原画も一挙に展示される充実の内容であるらしい。
この展覧会の告知の記事には「ドラえもんの歩みはコロコロの歩み!!」「そもそもコロコロは『ドラえもん』のために生まれた雑誌」と解説されているが、のむらしんぼ著『コロコロ創刊伝説』第一巻を信じるなら、むしろ衰退しつつあった児童漫画の復活のため、ドラえもんの力を信じ、ドラえもんの力を借りたとも云える。そうなると、児童漫画、児童アニメが今なお盛り上がり続けているのはコロコロコミックを支え続けたドラえもんの功績であると改めて思い知ることができる。
なお、同誌252-313頁には「怪盗ジョーカー」の本編「ジョーカー殺人事件」、314頁には「怪盗ジョーカー特捜最前線」と題する各種告知が掲載されている。本編には速水京太郎(CV:浅利遼大)が登場。