松山名物としての明治カール/氷菓の感想断片二つ

遠出の仕事があり、疲れた。帰宅したあと、インターネット上の報道で「カール」販売縮小を知った。
明治製菓のカールを生産している拠点五箇所の内一つが松山にある工場であるとは知らなかった。そして報道によれば今後は松山の工場一箇所に生産が集約され、西日本でしか販売されなくなるらしい。驚愕した。こうなると、もはやカールは松山名物のようなものであると云うも過言ではない。
ところで。
五月十八日の夜と今日の朝にtwitter上に投稿した「氷菓」感想をここにも録しておく。
(一)
テレヴィアニメ「氷菓」第六話。白い「大天使チタンダエル」の幻影を見た折木奉太郎は、直後、好奇心の化身とも云うべき小さく愛らしい天使たちの大軍勢に苛まれる幻影を見る。後者のイメージは、映画「ハイ☆スピード!」の「クリエイターズ・メッセージ・ブック」における武本康弘監督の絵を連想させる。小さく愛らしくなった仲間たちに包囲される七瀬遙の絵。
(二)
テレヴィアニメ「氷菓」。第十四話「ワイルド・ファイア」は、様々な人々それぞれの見せ場の連続である中、特に気に入っているのは、製菓研究会が古典部の売場に来訪した場面。神山高等学校文化祭(通称「カンヤ祭」)の喧騒をよそに窓辺で微睡んでいた折木奉太郎。その静寂を破るかのように、少し間抜けな「トリック・オア・トリート!イエーイ!」の声。菓子をよこせ!と云いながら菓子を売り歩くカボチャ二人組の愛らしさ。