新居浜市美術館の美の東西展/駆紋戒斗こと小林豊の写真/怪盗ジョーカーに関する噂

約一ヶ月間の懸案を漸く片付け、午後二時二十分頃にJR松山駅を出立し、新居浜駅に着いたのは三時半頃。
あかがねミュージアム新居浜市美術館で今日まで開催されていた展覧会「美の東西」を鑑賞。東京富士美術館コレクションによる西洋の近代絵画と日本の近代絵画の展覧会。日本の近代絵画は全て日本画だが、冒頭には狩野主馬尚信の紙本墨画の虎の大幅が出ていて、これが実に良かった。横山大観菱田春草の絵が多かったが、迫力で優っていたのは竹内栖鳳の獅子の屏風。上村松園鏑木清方、伊藤小坡の美人画も美しかったが、菊池契月の楠公父子はさらに美しかった。歴史人物の像としては木村武山の和気清麻呂も面白かった。それにしても、近代日本画の重要な画題である忠臣義士こそ二点は出ていたが、西洋絵画の重要な画題であるヌードが一つも出ていなかったのは多分このコレクションの特徴をなしていて、そのこと自体が興味深かった。
観終えたあと、市民ギャラリーでは俳優の榎木孝明の水彩画展も開催されていて、覗いてみたら凄まじい点数の作品が並んでいた。
一階の玄関ホールの奥(事務所の手前)では、映画「海すずめ」の写真パネルと資料が展示されていた。これに出演している俳優の小林豊(「仮面ライダー鎧武」の駆紋戒斗)の写真も多数あり、中身が乙女であることを感じさせない精悍な姿を見せていた。
玄関ホールの中央にある円形劇場風の階段を降りて、地産地消カフェに行き、名物ペルー珈琲を注文しようかと思えば売り切れていたので、仕方なく普通のアイス珈琲を注文。あかがね(赤銅)風の姿形をしたクッキー二個が付いてきた。
夕方六時頃、あかがねミュージアムを出て、新居浜駅へ。松山駅で往復の指定券を購入しておいたので、時間の余裕があった。松山行の特急が到着する時刻の数分前から、駅では水樹奈々の歌が流れ始めた。夜七時二十五分頃に松山駅に着くや、松山駅前の電車停留所へ走って無事、道後温泉行の市内電車に飛び乗った。
ところで。
夜、「怪盗ジョーカー」が月刊コロコロコミック来月号で終了するらしいと知って驚いた。人気作であるから打ち切りではあり得ないので、あくまでも一区切りを付けた上で新展開に入るのではないかと推測されているようだが、現今の少年漫画ではそれが普通の扱いであるのか。