入郷者に郷が従うように求める言説/ピカチュウ大仏の移動/劇場版Fate/stay night[Heaven's Feel]1.presage flower鑑賞

 二日前の出来事で書き忘れていたこと。
 朝、目覚まし時計の代わりに用いているテレヴィから聞こえて来たNHK朝ニュースで、道路交通における車の左側通行ルールが外国人に混乱を生じている問題を取り上げていたこと。古来「入郷而従郷」と云われてきたが、今や入郷者に郷が従わなければならないとは奇妙ではなかろうか。多分、これはグローバルスタンダードの名の下に日本のルールを変えて米国の自動車産業に貢献するための布石ではなかろうか。
 ところで。
 今日は休日ではあったが、生憎、午後からは仕事のため出勤を要する日でもあった。
 しかし先ずは午前中、このところ残業の連続で不在時配達三日間に及んでいた荷物を、徒歩で受け取ってきた。荷物の中身は、先日、高松市立美術館の「鏑木清方展」のグッズ売場で注文しておいた鎌倉市鏑木清方記念美術館叢書。小さくない段ボール箱に収まっていて、凄まじく重かった。雨の日に傘を差しながら抱えて歩き得るような荷物ではなかった。注文時には十六冊セットと聞いた気がしていたが、帰宅後、開封して中身を確かめてみるに、「卓上芸術編」二冊を除いた十四冊だったのか。
 午後には予定通り出勤。色々働いて、予定よりも遅く夕方五時頃に退出。松山市駅へ向かう途上、花園町の歩道が広く綺麗に整備された様子をあらためて眺めながら、果たして正岡子規生誕地の石碑はどうなったのだろうか?と思えば、流石、その周辺が綺麗な公園に整備されていた。
 松山市駅から古泉駅へ。エミフルMASAKIに着いて二階へ上がり、玩具売場前を行けば、四国初ポケモンストア開店を祝して一階の広場に設置されていたピカチュウ大仏がポケモン玩具の売場の向かい側に移動していた。そしてシネマサンシャインに着いたのは夕方六時前。
 夕方六時二十分から「劇場版Fate/stay night[Heaven's Feel]1.presage flower」を漸く鑑賞した。
 鑑賞後、グッズ売場へ行けば商品ケース内に何も売れ残っていない驚異の状況で、パンフレットさえも、豪華版も通常版もともに完売していた。悲しかった。
 雨の中を急ぎ足に古泉駅へ行き、郊外電車と市内電車を乗り継いで上一万駅で降車し、大学近い二十四時間営業の大型食料品店でバナナとトマトとトンカツとパンを買い、帰宅後、このところの残業の所為で冷蔵庫に残っていた大根をオロシ状態にして豆腐と一緒に味噌で煮て遅めの夕食。