特別版Free!-Take Your Marks-鑑賞一回目

 休日。昼まで殆ど寝ていたが、二日前に封切られた映画「Free! TYM」を観に行こうと思い、予約して外出。上一万駅と古町駅で乗り換えて衣山駅で降車。
 これから観ようとしている映画の登場人物の中では七瀬遙とともに橘真琴を贔屓にしてはいるが、それゆえに緑色の服や荷物を愛用しているわけではなく、偶々ではあるが、それにしても今日、全身ほぼ緑色で映画館へ向かおうとしていたのは痛い人にしか見えなかったかもしれない。ともかくも昼二時十分頃にはシネマサンシャイン衣山に到着。直ぐに発券を済ませ、入場開始のときアイス抹茶オレを買い、来場者特典を受け取って入場。
 昼二時三十五分から「特別版 Free! -Take Your Marks-」(Free_TYM)を鑑賞した(一回目)。
 全四話から成る内の第一話の演出を手がけたのは「聲の形」の山田尚子監督で、第二話の演出を手がけたのは「ハイ☆スピード!」と「氷菓」の武本康弘監督だった。このことに最も驚かされた。第二話は温泉旅行の話だったが、思えば「氷菓」にも「小林さんちのメイドラゴン」にも温泉の話があった。武本康弘監督は温泉の話の愛好家だろうか。
 テレヴィアニメ「Free!」と「Free!ES」の支離滅裂な話を引き継いで映画「ハイ☆スピード!」にまで害を及ぼしている点では「Free! -Timeless Medley-」と同じではあるが、七瀬遙が岩鳶中学校水泳部を急に辞め、橘真琴までも続いた直後、桐嶋郁哉が橘真琴とは話をしていた場面があったのは云わば不幸中の幸いだったろう。そして桐嶋夏也の格好良さは懐かしかったが、なるほど、その演出を手がけたのが武本康弘監督であるなら納得せざるを得ない。
 今日これを観て、微かに望みがあると感じられた点があったとすれば、それは桐嶋夏也がスポーツ医学専攻の友、芹沢尚が競泳に復帰してくれることを待望していたところにある。人物の造形と役割において芹沢尚によく似ていると云える橘真琴の競泳への復帰を、七瀬遙も待望して然るべきではないのか?と連想されたが、無益な期待でしかないのだろうか。
 ところで、シネマサンシャイン衣山の上映室前の廊下には年末公開の映画「妖怪ウォッチ」の看板が早くも設置されていて、そこではゲゲゲの鬼太郎がジバニャンたちと一緒に並んでいた。今年は期待して良いのだろうか。
 家具店で香の蝋燭を買い足したあと、本町六丁目駅で市内電車に乗り、道後まで戻った。