ガールズ&パンツァー最終章第一話/仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL

 休日。大いに寝て、午後二時半頃に外出。市内電車の環状線で城北方面を行き、古町駅で郊外電車へ乗り換えて衣山駅で降車。三時十五分頃、シネマサンシャイン衣山へ。久し振りに来た気がしたが、実際には大して久し振りでもなかった。
 一週間前に観ようとして間に合わなかった「Free!TYM」の上映は先日終了した。そこで今日は福士蒼汰出演の「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL」を観るか、有名な「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の「最終章」を観るか、思案の結果、両方とも観ることにして券売所で両方まとめて券を購入。パンフレットも予め各一冊を購入しておいた。ロビイで休憩していたら丁度よい時刻になったのでホット抹茶オレを買って入場。
 夕方四時から「ガールズ&パンツァー最終章」第一話を鑑賞した。
 世に名高いガルパン(garupan)というものが何であるかを知らないまま予備知識ゼロで初めて観てしまったが、意外にも大いに楽しめた。続きが気になる。脚本を書いたのは吉田玲子だった。そして音楽を手がけたのは映画「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「アッパレ!戦国大合戦」で知られる巨匠、浜口史郎で、流石に格調高かった。
 五時頃に観終えて暫し休憩したあと直ぐにホットのカフェラテを買って再び入場。
 夕方五時二十五分から「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL」を鑑賞した。
 大槻ケンヂが素晴らしかった。アンク、オーズ、フォーゼ、鎧武が次々合流してくる流れは、云わば神話が再生するかのような趣があった。特にフォーゼの如月弦太朗は、事件の謎を追跡していた天ノ川学園高等学校のJKが常に宇宙からの彼の帰還を待望し続けていた中での合流であり、しかも演じる福士蒼汰が(「ガルパン」上映前の予告編で流れた「曇天に笑う」の主演でもあるように)近年の仮面ライダー出演者中では一番の出世頭であることもあって、いかにも大スター登場の貫禄があった。そしてアンクの三浦涼介は、生身アクションが美しかった。
 あらゆる悪事の背後にあるらしい財団Xの名が出てきたが、もちろん財団Xそのものは出てこなかった。財団Xの名が初めて登場したのは「仮面ライダーW(ダブル)」における秘密結社ミュージアムの出資者としてだったろうか。この財団は、自ら何かをなすのではなく、出資することで世界を動かそうとする。その正体が明かされる日は今後も来ないことだろう。多分、制作者も今や単なるギャグとしてその名を出しているとしか思えない。
 この映画館の今週の上映時刻表を観るに、「平ジェネFINAL」は月曜と火曜のみ夕方五時台にも上映してくれているらしい。おかげで観ることができた。それにしても、今回「FINAL」と銘打ったのは改元の時期を予想してのことだったと思われるが、結局、一年後の時点では未だ改元されていないことだろう。一年後の仮面ライダー映画は一体どうなるのだろうか。気になる。
 映画館を出たときには既に夜空。本町六丁目駅から市内電車の環状線赤十字病院前駅まで行き、大学に近い大型食料品店に寄って帰宅。