旅行記三/無印アロマの小型版/三日月宗近/快晴の地域から降雪の地域へ急な変転/キャプテン・ブルーの話

 旅行記三。
 今回の旅行では、昨年末に購入しておいた無印良品アロマディフューザーの小型版を愛用している。携帯し易く、水を使う必要なく、しかも持続して使用できるので旅行には便利だが、霧を発しないので気分が今一つ盛り上がらないのが唯一の難点。
 朝六時半には起きて出立のための準備を整え、七時半、ホテルの一階にある朝食会場で朝食。鮪がここの名物であるらしい。出立の前にホテルのロビイで各種パンフレットを眺めるに、静岡のこの焼津は漁港ということで、魚に因んだ「ゆるキャラ」多数を擁し、中には鯖のキャラクター「さばグリーン」もいる。
 朝九時に焼津を出立し、北上。途上、関ヶ原を通過した時点でも、雪景色には遭遇しなかった。遠景の山々には美しい雪化粧が見えたが、あの崇高な印象の山脈が、折木奉太郎千反田える立花瀧in宮水三葉が日々眺めていた風景だろうか。昼、長浜の神田で休憩。旅行中にはカツ丼を選択する場面が多いが、今日ここでもそうだった。食後。売店には現今大人気の名刀を模した「日本刀のお守り」があったので、「三日月宗近」を購入してみた。この売店では他のどの名刀をも圧する一番人気であるのか、在庫僅少だった。売店を出て不図見れば、遠方に美しい雪山。展望台に登ってその山を望んだ。反対側には何かドーム型の建造物が見えた。
 移動を再開。滋賀から間もなく福井へ入ろうかという地点で急に、周囲の景色が見事な雪景色に変わった。僅かな位置の差で晴天から降雪への急な変転でもあり、驚いた。敦賀に到着したとき、軽く雪が降ってはいたが、仕事が無事完了したとき、アラレのような固い雪が大いに降っていて、周囲には既に雪が積もっていた。雷鳴も轟いていた。聞けば、昨日までは降っていなかったそうだが、仕事に没頭していた間に、雷とともにアラレのような雪が落下し始めた由。雪降る中の移動には困難があったが、滋賀の長浜、神田まで来れば、もはや雪は降っていないらしい・・・と思っていたら、やはり降り始めた。それでも琵琶湖の南は無事だった。夜七時半の前には大津のホテルに入り、八時に外出。夕食時の会話が長引き、ホテルへ帰ったのは十時半頃。
 ところで。
 長時間の移動中に不図twitterを眺めれば、今日の夕方、テレビ北海道で「怪盗ジョーカー」の第三十一話「嘘と白魔の海賊船」が放送される由の情報が流れてきた。キャプテン・ブルーが登場する話に他ならない。キャプテン・ブルー(CV:福島潤)は頼りにならなくて格好悪いのに、健気で陽気で愛らしくて格好良い。その秀逸なキャラクターは「怪盗ジョーカー」のゲストキャラクター史上、レインボー・ジャスティス(CV:杉山紀彰)と双璧をなし得る(と思う)。