妖怪ウォッチ第二百六話/ドエスカリバーとドエス化コマさんと真のドエムMr.スコップ/異変が生じたときのケータの反応に対するウィスパーの反応の真相/幼児化ジバニャンとネコ2世

 ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第二百六話を視聴。
 一。
 バスターズトレジャー編第二十六回「最後の秘宝メダル」。
 今回はネコ2世もゾン・ビー・C(チョッパー)も参加し、Mr.スコップも加えて全員集合。「大大大冒険家のインデイさんズラ」ことインディ・ジョーズとジバニャンとコマさんの三人に三名を加えた六名は、秘宝妖怪エクスカリバーを求めて最後のダンジョン「イタブール遺跡」を探索。しかし、そこで遭遇したのはエクスカリバーではなくドエスカリバーだった。
 注意に値するのは、エクスカリバーの代わりにドエスカリバーがいたのではなく、多分、エクスカリバーという名がそもそも間違いで、正しくはドエスカリバーをこそ求めるべきだったらしいということ。実際、このドエスカリバーこそが最後の秘宝妖怪そのものに間違いなかったわけであるから。
 ドエスカリバーは他の者を「ドエス」(弩級のサディスト)に変える力を持つ。ドエスカリバーの力にかかれば、コマさんもジバニャンもドエスに変えられてしまう。ドエス化したコマさんは「口の訊き方に気を付けるズラ!オラのことは、コマさん様とお呼びズラ!」と宣言し、Mr.スコップを「このオカッパ野郎ズラ!」と罵倒した。
 しかるに、意外なことにドエスカリバー自身はドエスではなかった。そしてMr.スコップは正真正銘の「ドエム」(弩級のマゾヒスト)で、その鑑識眼からは、コマさんとジバニャンは満足ゆくドエスになり得ていたのに対し、インデイ・ジョーズのドエス化は満足ゆく水準にはなかったらしい。
 ゾン・ビー・C(チョッパー)は今回も偉大な忠臣義士だった。穢れを知らない無垢なネコ2世の前で「ドエス」「ドエム」の語が用いられたときには大いに憤慨し、ネコ2世がドエスカリバーに攻撃されようとしたときには楯となった。
 インデイ・ジョーズがダンジョンで酷い目に遭うのは今や単なる「日課」。
 二。
 妖怪カゲロー事件。
 通常、妖怪は人間の眼には見えないが、妖怪の眼には見える。しかるに妖怪の眼にさえも見えないのが極度に影の薄い妖怪カゲロー。不可視ではないにもかかわらず気付かれることがないという性格は、「ドラえもん」の道具で云えば「石ころぼうし」の性能に近い。
 このカゲローの能力に目を着けて利用していたのが新聞記者の妖怪アイタタタイムズ。事実無根のスクープを連発していた。実のところカゲローの力を借りなければ、じんめん犬の醜聞を拾うこと位しかアイタタタイムズにはなし得ないのが厳しい現実。
 ところで、何か奇妙な事態が発生したとき、ケータはその原因が妖怪にあるのではないかと疑うのに対し、ウィスパーはそんな事態を惹き起こす妖怪なんかいるわけがないこと、何でも妖怪の所為にされては敵わないことを述べるが、直後、そんな事態の原因をなした妖怪が実際に妖怪ウォッチの力で発見される。それが毎度の展開ではあるが、実のところウィスパーは、何でも妖怪の所為にしないで欲しい!と述べたあと暫くのちにはそんな自身の言がケータによってあっさり覆されるのが常であることを確り認識できていて、心密かに期待してさえもいたらしい。
 三。
 妖怪ふじみ御前事件。
 ふじみ御前は老いらん=しわくちゃんの妹。ふじみ御前の話であるかと見せかけて結局は老いらんの恐ろしさを際立たせて終わった。
 ふじみ御前の力で幼児化したジバニャンはネコ2世に似ていた。