二つ一気に片付け終わる/妖怪ウォッチ第二百七話/大秘宝妖怪ヨーデルセンとシンデイ・ジョーズ変貌の真実/バレンタインスルー職人ケータとジョジョと北斗の拳

 忘れていた仕事を電話で思い出させられたのは昨日のことで、今日は午前中にそれを片付けるつもりだったが、朝、メール箱を見れば別の仕事を通知されていて、午前中はそれに没頭。そして夕方には昨日思い出した仕事に没頭。何とか全て片付けた。安心できたが、流石に疲れ果てた。
 ところで。
 ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第二百七話を視聴。
 一。
 バスターズトレジャー編第二十七回「大復活!ヨーデルセン!」。
 前回の第二十六回の最後で遂に復活を遂げた大秘宝妖怪ヨーデルセン。しかし当然ながらシンディ・ジョーズを鮫の姿に戻すことを本気で望んでいたのは、「大大大冒険家のインデイさんズラ」ことインディ・ジョーズを除けば一名もいなかった。それどころかMr.スコップに至ってはシンディ・ジョーズが今のままの姿であり続けることをヨーデルセンに願おうとしていた。もちろんシンディ・ジョーズ自身は今の姿を満喫していた。
 ここで意外にも明らかになったのは、大秘宝妖怪ヨーデルセンには、どんな願い事でも叶える能力なんかなかったという事実。この思い込みにはそもそも何の根拠もなかった。唯一の根拠はシンディ・ジョーズを人間の姿にした張本人であると見られていた謎の怪人アレ・バッチーノの発言だったが、遂に再び姿を現したアレ・バッチーノが告げたように、それは嘘だった。シンディ・ジョーズを人間の姿に変えたのは、アレ・バッチーノの仕業でさえなく、むしろシンディ・ジョーズ自身の願望の成果でしかなかった。そして謎の道具を駆使したアレ・バッチーノによってヨーデルセンは持ち去られてしまった。
 失意のインデイ・ジョーズ。ゾン・ビー・C(チョッパー)が述べたように、大冒険の数々が全て虚しかったのであるから失望するのは当然ではあるが、それは秘宝妖怪を集めて大秘宝妖怪を獲得したことが全て無に帰したことを指しているのか、それとも自身の願い事が無意味だったことを指しているのか。真相は後者であるべきだが、生憎、後者では全然なさそうであるところが事態の深刻性を表していよう。
 そうした中で、西部の荒野にある妖怪たちの町サトウキヴィーノで住民が突然いなくなる謎の事件が発生。この臨時ニュースを見たインデイ・ジョーズは、そこに何か手掛かりがあると確信し、現場へ急行。インデイ・ジョーズの最後の冒険には、ジバニャン、コマさん、ネコ2世、ゾン・ビー・C(チョッパー)、Mr.スコップ、ヒューボ、そしてシンディ・ジョーズまでも勢揃い。しかるに一同の眼前に立ちはだかったのは、怪人アレ・バッチーノと黒幕のギャン・アマカーノ、そして真の力を発揮し始めたらしいヨーデルセンだった。
 二。
 バレンタインをスルーせよ!事件。
 妖怪ウォッチ恒例のヴァレンタイン話。毎年ケータは酷い目に遭ってきた。そこで今年のケータは「バレンタインスルー職人」を決め込んだ。しかし生憎、「スルー職人」として振る舞おうとしていること自体が「スルー」できていないことの表れで、実際にはヴァレンタイン日を意識しまくり。その様子を痛々しく見ていたウィスパーとジバニャンは、そらミミズク、ドキ土器、モノマネキンと一緒にケータに幻想を見せた。良かれと思っていたのか知らないが、ケータのみならずクマとカンチをも巻き込んだフミカ本命チョコ騒動は全て幻だったという最悪の真相。
 ケータとクマとカンチが驚き、動揺し、決意したときの顔は「ジョジョ」の画風。そして怒れるケータは「北斗の拳」の姿。しかし「北斗の拳」の趣を微かに留めたままの姿で涙を流していたケータの姿は、夕暮れ時の公園の寂しさに溶け込んで、実に哀れだった。笑える話を装った話における悲しい本質を抉り出した絵で、まさかの、笑えない結末だった。