新設の棚四台目に新書を集約/出町座でコミックス・ウェーブ・フィルム詩季織々を鑑賞三回目/出町商店街のカフェ/ウォークマン故障

 朝、NHK朝ニュースでは桂歌丸特集。偉大な三遊亭圓朝の遺産に挑み続けていた晩期だったと知った。
 そしてNHK朝ニュース「朝ごはんの現場」。ナレーターは内田雄馬、再び。農家が営んでいる海の家では野菜を用いた朝食のあと、野菜や果物を用いたメニューを提供する。
 今日は代休日。昨夜に続いて書棚を整える作業。新設の棚四台の内四台目の内三段目に、室内に分散していた新書の大部分を移動させて集約。ここだけで二百五十冊以上あるらしい。
 午後、準備を整えて外出。三条駅で乗り換えて出町柳駅で降車。一週間振りに来た枡形出町商店街の出町座。券を買い、席を指定し、映画「詩季織々」三周目の来場者特典も無事獲得したあと、三十分間以上は時間の余裕があったので館内カフェの日替わりランチで遅めの昼食。
 三時十分から、出町座の二階で「詩季織々」を鑑賞した(三回目)。
 三回目の鑑賞で、感動がさらに深かった。懐かしい味、懐かしい色、懐かしい声は、どれも懐かしい景色に結ばれて、懐かしい感情を想起させる。振り返ることで前に進める。変化の激しい時代には、このような表現こそ好ましい気がする。
 短編三本の中には食事の場面が度々出てくる。一本目の、シャオミンの愛したビーフンが強烈に印象深いが、二本目の、ルルの手料理と手製チョコレートケーキも素敵だったし、三本目の、リモの家で親子孫三代揃ったときの御馳走も実に豪勢。所謂「飯テロ」は短編三本それぞれに具わっている。そこが味わいを深くしている。
 三本の内、新海誠監督の作風から最も変えているように見えるのが二本目。その主役の、イリンとルルの姉妹はもちろん魅力に満ちているが、イリンの心の友スティーブの存在感も凄い。さり気なく心優しく、ユーモアに富み、仕事には有能で、顔も良いし、声(CV:安元洋貴)も深い。しかも女子には手を出さない。完璧な男であるのかもしれない。
 パンフレット二冊目も購入しておいて出町座を出たあと、暫し枡形出町商店街を歩き、一軒のカフェがあったので入店して、冷クリームぜんざい&柚茶で休憩。夕方五時半、出町柳駅に戻り、駅の中に立つ「京都寺町三条のホームズ」の看板を見てから帰宅。帰途にMEGAドンキでブルートゥースのイヤフォンを買ってきて、帰宅後にウォークマンとの接続を試みたが、生憎、それを機にウォークマンが動かなくなった。壊れたのだろうか。それとも寿命だったろうか。