NHK朝ごはんの現場ナレーターは石川界人/はたらく細胞第十二話/堀越耕平著ヒロアカ第十五巻/緑谷出久にはあって遠形ミリオにはなかったオールマイトの狂気

 朝、NHK朝ニュースの「朝ごはんの現場」。ナレーターは石川界人。港区のリサーチ会社は「御朱印帳」や「アニメ」等のテーマを設定した朝食会を開催。統合された複数の会社の人々に一体感を持たせるための企画であるらしい。
 今朝は無気力なまま出勤したのに、次々色々仕事の話が舞い込んで、そのまま夜まで凄まじく働き続ける一日になった。しかし、おかげで懸案を一気に進展させることができた。
 ところで。
 ニコニコ動画で九月二十四日に配信されたテレヴィアニメ「はたらく細胞」。第十二話「出血性ショック(前編)」。
 白血球(CV:前野智昭)に見守られながら赤血球(CV:花澤香菜)は新人を導き体内を案内。その過程でキラーT細胞(CV:小野大輔)、樹状細胞(CV:岡本信彦)、B細胞(CV:千葉翔也)、記憶細胞(CV:中村悠一)が姿を見せた。
 平和な日常は突如破られた。非常事態の発生。血管の損傷による生命の危機。白血球をはじめ全免疫細胞は細菌侵入の防衛、血小板は損傷部の補填、赤血球は酸素の輸送に総動員された。ここに来てあの赤血球は、新人の前で頼りない先輩かと見えていたのが一転、動揺する新人の前で動揺することなく、考える前に体の動く最高度の頼もしさを発揮した。
 ところで。
 堀越耕平著『僕のヒーローアカデミア』第十五巻。
 オールマイトとナイトアイの間の過去、オールマイトの近未来に関するナイトアイの予知を知って憂鬱になった緑谷出久。しかしインターン先から学校へ帰れば、轟焦凍飯田天哉が友として励ましてくれた。他方、インターン先で一緒に闘うのは、切島鋭児郎、麗日お茶子蛙吹梅雨、相澤消太。
 緑谷出久オールマイトのために悲しみ、落ち込んでいたが、遠形ミリオは己の熱の足りなさに落ち込んでいた。ヒーローに不可欠な勘と判断が緑谷出久にはあって己にはなかったことを感じたから。緑谷出久を否定し去って遠形ミリオを盛り立てたいと企てていたナイトアイでさえも、その熱気こそがオールマイトを「ナンバーワン・ヒーロー」にした「狂気」によく似ていると感じていた。