MBS消えた天才/つくしあきひと著メイドインアビス第8巻/TVアニメ版メイドインアビス第13話/ダンベル何キロ持てる?第1話/街雄鳴造とプロメアのガロの体型の違い

 今日は朝から外出先にあり、夕方に解放された。その解放感のままT・ジョイ京都へ行こうかとも考えたが、今宵は「応炎上映」の日だそうで、そんな華やかな「リア充」めいたイヴェントに飛び込めるような柄ではないので、おとなしく帰宅した。
 帰宅して不図テレヴィを付ければ、MBSで「消えた天才」という番組を放送していて、かつて少年時代の北島康介を恐れさせていたらしい早熟の天才、関慎介という元水泳選手を取り上げていた。興味深く見た。少年時代の北島康介に勝ち続けていた早熟の天才水泳選手、関慎介。負けたことのなかった彼は北島康介に一度敗北して以降、敗北を恐れ、真剣に泳げなくなってしまったらしい。水泳アニメ「Free!」よりもはるかにドラマティクな展開。京アニもこれを参考にしてはどうか?と思う。
 深夜。
 かなり前に買っておいた書物の一つ、つくしあきひと著『メイドインアビス』第8巻をようやく読んだ。ますます凄絶な展開だが、これを是非ともキネマシトラスのあの壮麗なアニメ版でも観たい。当然TVでは放送できない内容であるから劇場版で観たいと願望せずにはいない。
 その流れでTVアニメ「メイドインアビス」第13話を久し振りに鑑賞。
 あらゆる点で凄まじいアニメ化。愛らしくも哀しいキャラクター、精密で壮麗な風景表現、世界観の神秘と優美と重厚とを際立たせる音楽。そのまま劇場の大スクリーンに映える完成度の高さ。とてつもない。「度し難い」素晴らしさ。
 ところで。
 ニコニコ動画dアニメストアダンベル何キロ持てる?」第1話。
 ダイエットを志した女子高生がなぜかボディビルを始めてしまう話だが、主人公を凌ぐ存在感を誇るのはシルヴァーマンジムトレイナーの街雄鳴造(CV:石川界人)。主題歌までも担う。服を脱ぐと体型が変化する。
 ところで、この少し前twitterで「プロメア」のガロとリオの等身大立像が設置されたのを写した画像が流れてきた。ガロのキャラクターデザインが優れているのはその肉体表現、ことに衣服によって拡大された下半身の安定感との対比において最大限に誇張された逆三角形の体型による優雅にエロティクなフォルムにある。この等身大立像がその形の美を再認識させる。
 そして思うに、「ダンベル何キロ持てる?」の街雄鳴造のように、現実の肉体では、筋肉を徹底して鍛えれば腰も自ずから太くなるが、他方、現実に左右されない「プロメア」のガロのように、広い背中と太い脚の間をしなやかに繋ぐ細い腰の美と官能性は凄まじい。ゆえにボディビルダーの中には腰を細く維持するため腹筋をあまり鍛えない人もいるということを、かつて雑誌『マッスル&フィットネス』か何かで読んだ記憶がある。