下北サンデーズ第五話

テレビ朝日系。木曜ドラマ「下北サンデーズ」。
原作:石田衣良下北サンデーズ」、隔月刊誌『papyrusパピルス)』(幻冬舎刊)連載中。脚本:中津留章仁河原雅彦。主題歌:藤井フミヤ「下北以上 原宿未満」(ソニー・ミュージック・アソシエイテッド・レコーズ)。音楽:屋敷豪太。原案:石田衣良藤井フミヤ堤幸彦。原案協力:長坂信人(オフィスクレッシェンド)。企画協力:古賀誠一オスカープロモーション)。プロデューサー:桑田潔テレビ朝日)&市川竜次(オフィスクレッシェンド)。制作:テレビ朝日オフィスクレッシェンド。演出:堤幸彦。第五話。
キャンディ吉田(大島美幸)が生活の資を得る建設会社の社長、安田実(蛭子能収)がキャンディ吉田に伝授した言葉。「才能とは99%の努力と1%の可能性である」「努力とは99%の継続と1%の夢である」「継続とは99%の愛情と1%の迷いである」「愛情とは99%の愚かさと1%の希望である」。
テレビ台場の深夜番組「人生はステージ」=略して「ヒトステ」は、注目の小劇団の作品をドラマ化する番組。演劇とテレヴィドラマとの「コラボレイション」という点はフジテレビの深夜番組「劇団演技者。」に近いが、ともかくも「若手劇団の登竜門」とも云われる程に影響力の甚大な「ヒトステ」の制作者は人気急上昇中の劇団「下北サンデーズ」に目を付け、あくたがわ翼(佐々木蔵之介)に話を持ちかけた。彼の手がけた脚本の中でもかつて大好評を博したことのある「暗黒超人ビジンジャー」を取り上げることを決め、その出演者として「下北サンデーズ」からも看板女優の伊達千恵美(佐田真由美)のほか八神純一(石垣佑磨)、ジョー大杉(金児憲史)、佐藤新(藤ヶ谷太輔)の四名が起用された(八神純一は辞退)。同じ頃、サンボ現(竹山隆範)は「養老昆布」のテレヴィCMに大抜擢されて出演。こうして「下北サンデーズ」は俄かに有名人の集団と化した。サンボ現とジョー大杉と「サトシン」こと佐藤新の三人組が何時ものように下北の街を歩いていても、何時しか自ずから周囲の注目を集めてしまっていた。それで舞い上がった三人が路上で踊り出していた。
これに先立ち「ヒトステ」の話が初めて持ち上がったときサトシンはテレヴィに出演できるかもしれない喜びの余り「みんなでシンクロしないと!」と発言したが、キャンディ吉田から「うっせい!」と叱られ、落ち込んで俯いていた。里中ゆいか(上戸彩)の「いっぱい・いっぱい・いっぱいだったんです!」発言にサトシンは「一個多い」。そして「ヒトステ」出演の決まったとき自称「オシャレなメガネ男子」のサトシンは「やった!メガネ新調しなきゃ!」。そして番組放映の日。伊達千恵美等の扮する「ビジンジャー」の敵「煩悩魔人」の内「食欲」の魔人に扮したのがジョー大杉で、サトシンは「男運」の役。両名とも顔がマスクに隠れていて「誰だか判んねえ」状態。
[主要な登場人物&出演者]●里中ゆいか(上戸彩)▲あくたがわ翼(佐々木蔵之介)▲伊達千恵美(佐田真由美)・江本亜希子(山口紗弥加)・八神純一(石垣佑磨)・サンボ現(竹山隆範カンニング])・キャンディ吉田(大島美幸森三中])・寺島玲子(松永京子)・ジョー大杉(金児憲史)・佐藤新(藤ヶ谷太輔[ジャニーズJr./Kis-My-Ft2])・田所双葉(高部あい)▲里中花(木野花)・赤茶げ先生(黒沢かずこ[森三中])・ヒロ太(三宅弘城)・ケラリーノ・サンドロヴィッチケラリーノ・サンドロヴィッチ)▲里中十郎(半海一晃)・ハイロー(野添義弘)・ブイさん(堀まゆみ)・黒沼(岩尾万太郎)・三谷幸三(眼鏡太郎)・野田英夫(辻修)・マーキー(龍坐)・友香(信川清順)・渋谷尚人(池田鉄洋)▲下馬伸明(古田新太)▲「牛乳おじさん」=代沢二朗(藤井フミヤ)▲里中富美男(北村総一朗)。