遠出之記

午前中、松山道後湯之町に三百年前から居所を定めておられると云う旧家の百年前から残存する邸宅を訪ねたところ、広大な邸内は湯之町商店街の賑わいからは隔絶した仙境の楼閣とも云うべく、門の内と外では別世界のようだった。そして午後には今治の旧庄屋の邸宅を訪ねて素晴らしい掛軸を拝見。夕方四時頃から約一時間、今治市立河野美術館で館蔵日本画展を興味深く鑑賞してから松山へ戻った。
帰宅して休憩したあと夜九時過ぎより外出。夕食からの帰途、久々にヴィデオ店に寄り店主KK氏より色々興味ある情報を得たが、余りにも面白かったので夢中になり、気付けば既に夜十二時半だった。というわけで今宵はTBS金曜ドラマタイヨウのうた」第七話を見逃した。ところで、四国松山に見られる所謂クレイマー衆の苦情の言と内容には他の地域にはない強烈な異常性と粘着性があると云われているとの話を聴いて深く納得してしまった。