セーラー服と機関銃第六話

TBS系。金曜ドラマセーラー服と機関銃」。第六話。
原作:赤川次郎セーラー服と機関銃』(1978年・主婦と生活社刊/文庫化1981年・角川書店刊/改版2006年・角川書店刊)。脚本:いずみ吉紘。企画:伊與田英徳。音楽:河野伸。音楽プロデュース:志田博英。主題歌:星泉セーラー服と機関銃』(ビクターエンタテインメント)。プロデュース:石丸彰彦。制作:TBSテレビ。演出:平川雄一朗。
剛田英樹(福井博章)が酒井健次(中尾明慶)と二人だけで決死の覚悟で、全ての悪の黒幕の三大寺一(緒形拳)を襲撃する直前、そのことを決意した前夜から一晩中、死ぬのが怖くて、夏なのに寒くて震えが止まらないでいることを告白しながら、組長からもらった「縁結び」の護符を握り締めて改めて組長を守ることを心に誓った場面が実に悲しみに満ちていた。多量の火薬を身に纏った彼の最後は、襲撃の前の緊張を沈めるため着火用のライターを弄び過ぎた結果、その燃料を消費してしまって肝心のときに着火できなくて慌てていたところ、その隙を突かれ、選りにも選って森蘭丸森廉)の如き小物に背後から刺されるという余りに惨めなものだったことも、彼の愛すべき人柄をよく表していて、ますます悲しみを強調した。
[登場人物&出演者]赤川学園高等学校2年B組生徒・目高組八代目組長=星泉長澤まさみ)/真由美(小泉今日子)/目高組々員=酒井健次(中尾明慶)/目高組々員=西野武(田口浩正)/目高組々員=酒井金造(山本龍二)/目高組々員=剛田英樹(福井博章)/警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課刑事=稲葉通男(井澤健)浜口組々員・小姓=森蘭丸森廉)一階住人(杉浦双亮360°モンキーズ])/衆議院議員・民和党=三大寺一(緒形拳[特別出演])/星泉の父=星貴志(橋爪淳)//警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課警部補=黒木幸平(小市慢太郎)/浜口組若頭=柴田光明(中野英雄)/浜口組々長&浜口物産社長=浜口昇(本田博太郎)/目高組若頭=佐久間真(堤真一)。