月九のだめカンタービレ第十話

フジテレビ系。月九ドラマ「のだめカンタービレ」。第十話。
原作:二ノ宮知子のだめカンタービレ』(講談社「月刊Kiss」)。脚本:衛藤凛。音楽:服部隆之。主題曲(序曲):ベートーフェン「交響曲第七番イ長調op.92」/(終曲):ガーシュウィンラプソディー・イン・ブルー」。プロデュース:若松央樹清水一幸。制作:フジテレビドラマ制作センター。演出:川村泰祐
桃ヶ丘音楽大学で二番目に有名な指揮科の大河内守(遠藤雄弥)が自らの管弦楽団の結成を宣言。名付けて「大河内守のスペシャルなオーケストラ」と云い、略して「OM☆Sオーケストラ」と云うらしい。今なら旧「Sオケ」の誰でも直ぐに入れるようだが、誰も入りそうにない。
高橋紀之(木村了)登場。シャツを脱ごうとしながら急にその手を止めた千秋真一(玉木宏)に対する彼の「いいから早く脱げよ!じれったいなあ」という怒りが面白かった。心の中で絶叫することはあるだろうが、本当に叫んでしまうと大変なことになる台詞だ。
瀬川悠人役の伊藤隆大は、このドラマでは変な髪形をしていたが、それでも顔立ちは整っていて、兄の「電車男伊藤淳史よりも男前のように見受ける。瀬川悠人の母親を演じたのは「池袋ウエストゲートパーク」洋七の回に登場した「岩淵さん」役で馴染みの川俣しのぶ
江藤耕造門下の坪井隆二を演じているのは今市直之。京都の出身だが、玉木宏と同じく名古屋の芸能事務所アオイ・コーポレーションの所属。今後の活躍にも注意しよう(http://www.aoi-co.co.jp/profile/imaichi.html)。
私的な音楽事情を云えば、このところ殆ど二三週間もの間J.S.バッハの教会カンタータ集とモーツァルトの初期中期交響曲集しか聴いていなかったが、今宵は何だか久々にストラヴィンスキーも聴きたくなってきた。C.ホグウッド企画の「擬古典主義的モダニズム」でも聴いてみようか。

擬古典主義的モダニズム VOL.1
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擬古典主義的モダニズム・シリーズ バーゼルから生まれた20世紀音楽Vol.3