ドラマ30家族善哉第二十三話

TBS系。ドラマ30「家族善哉」。第二十三話(第五週)。
原作:島村洋子(『家族善哉』講談社文庫)。脚本:西井史子。音楽:中村竜哉。主題歌:「Step by Step」東方神起rhythm zone)。制作:藪内広之。プロデューサー:芝野昌之&亀井弘明&中村雅人&藤井裕也。制作協力:MBS企画。製作:MBS毎日放送)。演出:芝野昌之(MBS)。
府立多喜井高等学校、休憩時間の校庭。今日もまた上沢貢(中村優一)を呼び出して語りかけていた石井美佐緒(赤松悠実)。楽しそうな美佐緒。でも上沢貢は少し鬱陶しそうにしていた様子。そんな彼が表情を変えたとき視線の先にいたのは石井咲子(竹内都子)。彼が話しかけたい相手は咲子だからだ。でも咲子は、先に上沢貢から愛の告白をされたことを想起して気不味そうに走り去った。その意を察してか黙って見詰めるしかなかった彼。咲子と上沢貢との間に生じた心理のドラマを、美佐緒が知るはずもない。
放課後、咲子を手助けするため高千穂瑛子(寺田有希)と一緒に石井家を訪ねることにした宮本紗弥加(古田ひろこ)は、校内の中庭で腰掛けて読書していた上沢貢「先輩」を見つけ、一緒に石井家に行くよう誘った。そして咲子の留守中の石井家の台所で、皆で賑やかに料理を始めた。やがて見舞いから戻った咲子を笑顔で迎えた一同。しかし笑顔の上沢貢の姿を見出して少し戸惑っていた咲子。賑やかな夕食が済んで、三人の友の帰り去るのを見送るとき、上機嫌の石井紘太郎(嶋大輔)は上沢貢に「好青年!また何時でも来いよ」と呼びかけた。嬉しそうに「はい!」と応じた上沢貢。それを見て嬉しそうだった美佐緒。両名とも幸福の表情だったが、それぞれの感情が交差していたわけではないのだ。
登場人物(出演者):石井咲子34歳(竹内都子ピンクの電話])/石井紘太郎38歳(嶋大輔)/石井新哉16歳(窪田正孝)石井美佐緒17歳(赤松悠実)/後藤礼子34歳(千堂あきほ)/山口幸雄26歳(川原田樹)上沢貢17歳(中村優一[D-BOYS])高千穂瑛子15歳(寺田有希)数学科教諭(中道裕子)/生徒女子15歳(西川風花)生徒女子15歳(辻本瑞貴)天童ルミ子15歳(芝原渚)宮本紗弥加15歳(古田ひろこ)/橋本鉄造67歳(池乃めだか)/橋本静代63歳(加藤登紀子)。